アプリによるプッシュ通知やメールマガジンといった「スマートフォンの通知」に関する調査結果を、エンプライズが6月25日に発表した。
ショップや施設から送られてくるキャンペーン情報やクーポンの受け取り方法は、「アプリ(プッシュ通知)」または「メルマガ」の2つに大別される。そこで、まず「どちらを使うシーンが多いか」を聞いたところ、「メルマガ」80.6%が圧倒的多数を占めた。
アプリを使っていると答えた97人に「プッシュ通知を見る頻度」を聞くと、次のとおりで、「プッシュ通知は確認する」という人(「都度見る」「時々見る」「毎回ではないがよく見る」の合計)は68.1%だった。
- 1位「時々見る」33.0%
- 2位「毎回ではないがよく見る」22.7%
- 3位「あまり見ない」21.6%
- 4位「都度見る」12.4%
一方「プッシュ通知がきっかけで、入店や購入など実際に行動にうつしたことがある」という人は、40.2%に留まっている。「具体的な使い方」は次のとおり。
- 1位「セール情報」75.6%
- 2位「予約・空席状況の確認」41.5%
- 3位「イベント情報」34.1%
一方、メルマガについて、「未読の状態で溜め込んだ経験の有無」を尋ねると、全体の57.8%が「溜め込んだ経験がある」と回答。
溜め込んだ経験がある289人に、その量について聞くと、1位は「1通~10通」37.7%だが、2位以下は「100通以上」28.0%、「11通~25通」19.7%と、かなりの溜め込み量だった。
「メルマガ、プッシュ通知が届いたときの率直な気持ち」を聞くと、メルマガでは次のとおり。
- 1位「なんとも思わない」49.8%
- 2位「うざったい」18.8%
- 3位「もういらない」14.6%
プッシュ通知では次のとおり。
- 1位「なんとも思わない」39.2%
- 2位「得した」21.6%
- 3位「うざったい」12.4%
調査概要
- 集計期間:6月9日~6月25日
- 調査方法:インターネット集計
- 調査対象:20代~30代の男女
- 調査人数:関東在住の500名
参考リンク
ニュースリリースページ(エンプライズ)
エンプライズ
Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説
うむ。「まったく見ない」と「あまり見ない」で3割強だからね。
確かにアイテム目当てにインストールしたアプリが出してくる通知は見ずに消してますね。
プッシュ通知でもメルマガでも、「興味・関心があるか」と「タイミング」によって、見てもらえるかどうかが大きく変わるよね。
ぼくの挙げたアプリの例だと、「興味・関心がない」アプリから通知が来ても見ないパターンですね。
忙しいときや何かしているときなど、悪いタイミングで来た通知も、見ないよね。
ですよねー。
もともと広告はユーザーにとって邪魔なものであることが多くて、嫌がられていたよね。
テレビCMだと「トイレタイム」とか言われてましたよね。
それは、アプリのプッシュ通知でもメルマガでも同じだ。ユーザーの生活に割り込んで邪魔をするのではなく、「適切なターゲットに」「適切なタイミングで」「適切な内容のメッセージを」伝えるように意識していくのが大切だよ。
はーい。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
プッシュ通知はユーザーさんみんな見てるって印象でしたけど、そうでもないんですね。