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AMPに関してよくある3つの質問

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AMPに関してよくある3つの質問
★★★★☆ AMP対応の際の参考に (Accelerated Mobile Pages Project)

AMP関連でグーグルの公式ヘルプフォーラムによく投稿される質問に、AMP(Accelerated Mobile Pages)プロジェクトの公式ブログが回答した。

AMP対応の際の参考にしてほしい。

質問1自分のサイトでAMP対応したページを作成することを検討しています。AMPに対応するとどんなメリットがあるのでしょうか? どんなサイトやページがAMPに向いていますか?

回答1

AMPフォーマットを使うと、モバイル端末を使っているユーザーに、「コンテンツを利用して関わりあいたい」とずっと強く思わせることができます。

ページ表示が遅いとイライラするため、すばやく表示されるコンテンツをユーザーはとても好みます。瞬時に表示されるコンテンツをユーザーがより多く読み、利用するのを私たちは見てきました。

AMPのメリットについてはこちらのよくある質問(リンク先は英語)も参照してください。

AMPが目指しているのは、ニュース記事から動画、ブログ、写真、GIF画像などに至る、発行されたコンテンツすべてが、Accelerated Mobile Pagesを利用してうまく機能するようにすることです。

質問2Search Consoleにログインすると、「不適切な構造化データがある」という何千ものエラーがAMPレポートに出ています。しかし、エラーはすでに修正してあり、すべてのページが正しくなっています。どうしてエラーが消えないのでしょうか?

回答2

簡単に言うと、AMP HTMLの変更がSearch Consoleに反映されるまでにはしばらく時間がかかるからです。

もっと詳しい理由を、グーグルのウェブマスター トレンド アナリストのジョン・ミューラー氏が、「Search Consoleのデータ反映の遅延」と題して投稿しています(リンク先は英語、筆者のブログに日本語訳あり)。

質問3AMPページがトップニュースのカルーセルに表示されません。どうすべきでしょうか?

回答3

トップニュースのカルーセルに掲載されるには、ArticleかVideoObject、またはArticleのサブタイプであるNewsArticleやBlogPostでのschema.orgマークアップ(リンク先は英語、筆者のブログに日本語での解説あり)が必要です。開発者は、テストツールを利用して構造化データが正しいかどうかを検証できます。

ECサイトはAMP対応してもグーグル検索には表示されないの?
★★★★☆ 今はニュース系記事だけが対象 (Google Webmaster Central Help Forum)

ECサイトのウェブ担当者がAMPの実装についてヘルプフォーラムで質問した。

ECサイトを運用しています。

ECサイトなので、構造化データには、schema.orgのArticleやBlogPostを使いません。ですが、構造化データはきちんと設定してありテストツールでも合格しています。

それなのにSearch ConsoleのAMPレポートで構造化データのエラーが出ています。何がいけないんでしょうか?

グーグル社員のTOMO T氏は次のように説明した。

そのエラーが伝えているのは、「トップニュースのカルーセルに表示するために必要な構造化データを認識できないので、そのページはトップニュースに適合していない」ということだ。

「トップニュースに適合していないAMPページがある」ということ以外に、そのエラーが害を与えることは何もない。

それでもエラーがどうしても気になって仕方がないのなら、AMP HTMLそれ自体はどんな構造化データも必要としない(ので構造化データを削除してもいい)。

ただし、先に言ったように、グーグルのようなプラットフォームはコンテンツをどこでどのように表示するかを決定する際に構造化データを必要とすることがある。

今のところ、グーグル検索に表示されるAMPページは、ニュース系コンテンツやブログ記事、動画に限られる。そうしたコンテンツは、トップニュースのカルーセルに掲載される(リスト形式の場合もある)。

トップニュースのカルーセルに掲載されるAMPコンテンツ
カルーセルに掲載されたAMP記事

カルーセルに表示されるには、記事コンテンツ用の構造化データの設定が条件になる。言い換えれば、記事コンテンツ以外はトップニュースカルーセルの対象にはならない。つまり記事コンテンツでなければ、AMP対応していたとしてもグーグル検索で表示される場所はない(少なくとも、今のところは)。

1つ前の、AMPによくある質問の3番目で説明があったとおりだ。

AMPの仕様には構造化データの設定は含まれていない。あくまでも、グーグルが検索結果に表示する際の要件にしているにすぎない。

とは言うものの、グーグルは、記事以外のさまざまな種類のコンテンツも検索結果に表示していくことを計画している。記事以外のコンテンツを発行しているサイトのウェブ担当者は、準備をしつつ、グーグル検索のAMP対象の拡大を楽しみに待とう。

Googlebotの「地域認識クロール」は完璧ではない
★★☆☆☆ 「別々のURL + hreflang」の構成を推奨 (Google Webmaster Central Help Forum)

Googlebotは現在、「地域認識クロール」という特徴を備えている。同一URLで、IPアドレスや言語設定に応じてそれぞれの国や言語に向けたコンテンツを配信している構成のサイトでも、各コンテンツを適切にクロール、インデックスできる。

しかし、この「地域認識クロール」は必ずしもうまい具合に機能するとは限らないようだ。

英国での検索結果のスニペットに米国向けの情報が表示されてしまったサイト管理者が、ヘルプフォーラムでアドバイスを求めた。

フォラームメンバーの1人は、ヘルプ記事の次の一節を引用して地域ごとに別々のURLで構成することを勧めた

重要: Google では、地域ごとに別々の URL 設定を使用し、rel=alternate hreflang アノテーションで注釈を付けることを今後も推奨いたします。

グーグルのジョン・ミューラー氏も、このアドバイスに同調している。

多言語・多地域サイトで、各コンテンツを確実にクロール、インデックスさせるには、別々のURLを割り当てたたうえで rel=alternate hreflang を設定する構成が好ましい。

サムネイル画像付きのスニペットをグーグルがテスト中
★★☆☆☆ 目立つ? 目障り? (Search Engine Roundtable)

グーグルは、検索結果ページでサムネイル画像を表示するスニペットをテストしているようだ。

サムネイル画像付きのスニペット
Search Engine Roundtableの記事に掲載されている、サムネイル画像付きの検索結果

過去にも同じようなテストが確認されていたが、正式公開されることはなかった。ここ最近また目撃情報が増えているらしい。

目を引くので検索結果のクリック率が上がるような気もするが、画像が多すぎると返って目障りに感じてしまうユーザーも出てきそうだ。今度もテストだけで終了するのか、それとも正式公開されるのか、どうなるだろうか。

日本の検索結果でもこのテストに出会ったならばぜひ教えてほしい。

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