1月のウェブマーケティング アイデア帳: 正月、初詣、初売り、成人式、新年会、ウィンタースポーツなど
「月替わりウェブマーケティング」では、4月から3月までの1年間、月ごとのウェブマーケティングに関する取り組みを解説します。第10回は「1月のウェブマーケティング」。正月、初詣、初売り、成人式、新年会、冬のバーゲンなどがある1月に、どのようなウェブマーケティングが実施できるかを見ていきましょう。
1月のウェブマーケティングの方向性
新年を迎える1月。正月、初詣、初売り、成人式、新年会、冬のバーゲン、ウィンタースポーツなど、リアルの消費行動がとても多い月です。
新年ということで、1月のマーケティングでは、和風の表現や少し堅めの表現が消費者にフィットするでしょう。消費マインドもやや落ち着きを取り戻し、全体としてじっくりと検討したい人が多いといえますが、業種によっては直前需要への対策をしっかりと行うことが大切です。
業種別のマーケティングプラン
1月は12月に引きつづき、年末年始の帰省や旅行に関連して、旅行業、宿泊業、観光業、アミューズメントやレクリエーション施設、郊外型の大型ショッピングモールなどの需要が高まります。また、成人の日(11日)前後も、帰省客が大幅に増えます。
たとえば、宿泊業の直前需要に向けた広告であれば、「まだ間に合う」「◯月◯日に泊まれる宿」といった見出しが考えられます。また、旅行業でオフピークの(ピークを外す)需要を喚起するのであれば、オウンドメディアなどにオフピーク旅行のメリットをわかりやすくまとめておき、自然検索からの流入を目指したり、ソーシャルメディアを(もし予算があれば広告も)利用しながら、浸透させるのがよいでしょう。
このような取り組みは、正月休みだけでなく、ゴールデンウィークやシルバーウィークなどの大型連休、学生向けであれば夏休みや春休みにも妥当します。オウンドメディアは中長期的な視野で運用すること、消費者の興味関心(キーワード)にきめ細かく対応することが大切です。
小売業のお正月といえば、初売り。多くのデパートやショッピングモールが、1日から3日に初売りを、15日前後まで冬のバーゲンを開催します。アパレル系ECサイトの目玉商品のひとつといえば「福袋」でしょう。中身が完全にシークレットの福袋は(特に実物を確認できないECサイトでは)、消費者が不安に感じ、購買意欲が湧かないようです。中身の一部または大部分をオープンにし、消費者に納得感をもって購入してもらうのが不可欠です。
そのほか、新年会、ウィンタースポーツ、風邪予防、冬のヘルスケア、学習塾や予備校での受験対策も、引きつづき需要が高いでしょう。加えて、「正月太り」に対するフィットネスやダイエット食品の需要が高まります。これらの業種では、リスティング広告やソーシャルメディア広告でわかりやすいテキストやイメージを配信することが大切です。
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