画像に埋め込んだテキストはSEOで不利になる? どれぐらい?
グーグル検索SEO情報②
画像に埋め込んだテキストはSEOで不利になる? どれぐらい?
重要ならテキストで掲載すべき (Reddit) 海外情報
デザインしやすくするために、サイト内にあるテキスト情報のほとんどを画像に埋め込んでいます。このやり方はSEOに影響しますか?
画像の中のテキストをグーグルが読めることは知っていますが、同じように評価してくれるのでしょうか?
Reddit(レディット)のSEO掲示板へのこの投稿に対して、グーグルのジョン・ミューラー氏が次のようにアドバイスした:
現実的に考えるのがいい。画像に入れているテキストは、次のどちらのタイプだろうか?
すでにテキスト形式で存在しているものと同じもの(たとえば会社名や住所など)なのだろうか?
画像がなければサイトから欠けてしまうような重要なものなのだろうか?
ミューラー氏は遠回しに次のように言っているのだ:
コンテンツとして重要な情報ならば、画像に埋め込むのではなくテキストとして掲載するほうがいい。
グーグルの画像の認識力は向上しているが、テキストのほうが依然として理解しやすい。テキストコンテンツはグーグルにとって重要なのだ。
少しぐらいならば気にする必要はないかもしれないが、「サイト内のテキスト情報のほとんどが画像として書いてある」というのは、さすがに対応しておくべきだろう。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
HTMLのコメントをグーグルはコンテンツ理解に利用するのか?
利用しない (Reddit) 海外情報
RedditのSEO掲示板に投稿された画像関連のスレッドを続けて紹介する。次のような趣旨の質問が投稿された。
「画像に埋め込んだ文字をGooglebotがきちんと認識できるように、HTMLのコメントで画像の内容を記述する」というアイデアはどうでしょうか?
グーグルのジョン・ミューラー氏は次のように返信した:
大胆な計画だ。でもダメだ。GooglebotはHTMLのコメントを理解しない。コメントにどんなことが書かれているかをあなたは知らないだろう。実にいろんなことが書かれている(ので、コンテンツ理解には使えない)。
結論としては、HTMLでコメントアウトされている記述をグーグルはページ評価に利用することはない。
ちなみに、「実にいろんなことが書かれている」の極端な例の1つを紹介しておく。任天堂のNintendo Newsに行ってページのHTMLソースを表示してみると、おもしろいのではないだろうか。
- ホントにSEOを極めたい人だけ
リンクされていないテキストのURLもグーグルはURL発見に使う
URL検査ツールに出てくる (Search Engine Roundtable) 海外情報
Search ConsoleのURL検査ツールでは、検証したページの参照元ページも調べられる。参照元ページとは、「そのページのURLをグーグルがどこで発見したか」のことだ。
あるページ(ページA)の参照元ページを調べると、「ページAのURLをテキストで書いているだけでリンクしていないページ」が参照元ページとして表示されることを、Search Engine Roundtableのバリー・シュワルツ氏が解説している。
実際、参照元ページとして、HTMLの<a>
タグでハイパーリンクしたURLだけではなく、単なるテキストとして書いているURLが載ることもある。つまり、テキストのURLもURLの発見にグーグルは利用することがあるということを示している(ちなみに、nofollow
リンクも同様にURL発見に使われることがある)。
ただし注意してほしい ―― 「URLの発見と評価は別」だ。URLの発見に利用したからといって、(ランキングに影響する)ページの評価にも使われるとは限らない。
- ホントにSEOを極めたい人だけ
サイトを移転したい。どうすればいい?
リダイレクトが理想 (#AskGooglebot on YouTube) 海外情報
小規模企業のオーナーですが、新しいドメイン名のサイトに移転するときは何をしたらいいでしょうか?
この質問にグーグルのジョン・ミューラー氏が動画で回答した:
今日の質問は、以前に簡単なウェブサイトを作成した小規模な企業からです。
具体的には、「新しいドメイン名で新しいウェブサイトを設定するときに、古いウェブサイトを削除する必要があるかどうか」という質問です。
新しいウェブサイトを公開するときには、古いウェブサイトを「削除する」か「整理する」ことを、強くお勧めします。主な理由は、新しいウェブサイトには少し違う情報があるかもしれないので、ユーザーが混乱する可能性があるからです(たとえば、営業時間や住所が更新されているかもしれません)。
理想的には、古いウェブサイトを新しいものにリダイレクトします。多くの場合、ウェブ開発者やホスティングプラットフォームがこれらの設定を手伝ってくれます。
リダイレクトを使えば、検索エンジンは「既存のウェブサイトに対する評価」を新しいウェブサイトに転送でき、新しいウェブサイトの評価を向上させることができます。ユーザーも新しいウェブサイトにたどり着くでしょう。リダイレクトは少なくとも1年間は維持することをお勧めします。
リダイレクトを設定できない場合は、古いコンテンツを「新しいドメイン名に移動した」というテキストに置き換えてみてください。それもできない場合は、古いウェブサイトを削除するのがいいでしょう。
これらのことが何もできない場合でも、新しいウェブサイトにペナルティはありません。しかし、それは「しばらくの間、ユーザーが古いウェブサイトと新しいウェブサイトの両方を見つけられる状態になる」ことを意味します。
役に立てば幸いです。新しいウェブサイトの成功を祈っています。
サイトの移転に関しては、グーグル検索セントラルの技術ドキュメントが詳しく説明している。サイト移転の際は参照しよう。
- すべてのWeb担当者 必見!
- 技術がわかる人に伝えましょう
丸で囲って検索する「かこって検索」をグーグルがリリース
斬新な機能 (Google Japan Blog) 国内情報
グーグルは「かこって検索」という新しい検索機能をリリースする。
スマホのディスプレイに写っているもの(写真でもテキストでも)を丸で囲ったり線でなぞったりすると、それについて検索できる。そのとき利用しているアプリを離れて検索アプリに切り替える必要がない。その場でそのまま好きなものを検索できるのだ。
次のような例をグーグルは紹介している:
今日のコーデを紹介する動画を見ている時、その動画内のアイテムの詳細を知りたいけれど、投稿にブランドタグが付いていないことがあります。動画の画面を閉じることなく、Android スマートフォンのホームボタンやナビゲーション バーを長押しするだけで、かこって検索が起動します。そこから、サングラスを丸で囲むなど、調べたいアイテムを選択すると、ウェブ上にある同様の製品を検索できます。
かこって検索はなかなか斬新な機能に思える。1月31日より次のAndroid端末で利用できる:
- Google Pixel 8
- Google Pixel 8 Pro
- Samsung Galaxy S24 series(※日本での発売は未定)
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
アドビの調査から判明した事実と、グーグル検索のランキング要因に関する記事をピックアップ
- TikTokが検索エンジンとして台頭、特に若い世代の間で
Z世代はTikTokがお好き?
- すべてのWeb担当者 必見!
- コンテンツ著者の署名をランキング要因には使っていない、Googleが否定
著者情報は検索エンジンではなくユーザーのため
- すべてのWeb担当者 必見!
ソーシャルもやってます!