小売業者のスマートフォン流入数が増加、コンバージョン率はパソコン・タブレットが上

米アドビ調査、平均注文額やカートからの購入率もスマートフォンをパソコンが上回る

アドビは、米国本社のアドビが実施した小売業者のモバイルサイトに関する調査結果「2016 Digital Insights Mobile Retail」を11月7日発表した。スマートフォンからの流入数と収益は堅調に伸びている一方、コンバージョン(最終成果)率はパソコンとタブレットが上回っている。コンバージョン率はスマートフォンと比べてパソコンが2.8倍、タブレットが2倍高い。スマートフォンからの訪問者が多いことから小売業者は、モバイル利用者に魅力のある優れた買い物体験を提供することによってコンバージョン率を高められる、としている。

スマートフォンからショッピングサイトへの流入数は前年比で33%増えた。全ての機器からの総流入数は前年と同水準で、パソコンは6%、タブレットは10%低下した。収益はスマートフォンからが前年比65%増加した半面、オンライン総売上高は10%増にとどまり、パソコンとタブレットはそれぞれ2%下がった。パソコンからの平均注文額は155ドルと、スマートフォンからの120ドルより35ドル高く、スマートフォンの訪問あたり収益はパソコンより3.6倍低い。スマートフォン利用者はカートからの購入率も16%とパソコンの26%より低い。

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