純広告のオンターゲット率は59%でネットワーク配信を上回る【ニールセン調べ】
ニールセン デジタルは、デジタル広告キャンペーンで配信した総インプレッションのうち、何%が意図していた性年代にリーチしていたのかを表す「オンターゲット率」に関する分析結果を発表した。ニールセン デジタル広告視聴率(Nielsen Digital Ad Ratings)の計測実績データ(2017年7月~2018年9月の間に計測された1,000件以上のデジタル広告キャンペーンデータ)をもとにしたもので、同社のパートナーであるFacebookのユーザーデータと組み合わせることで、性・年代などの判別を行なっている。
性年代別:「21〜34歳の女性」を指定した広告のオンターゲット率は43%
広告のターゲットとして設定されていた性年代別にオンターゲット率をみると、年齢の上限設定がない「13歳以上の女性」をターゲットとした場合には8割を超える高い値となったが、「18〜34歳の女性」をターゲットとした場合では52%となった。また、21〜34歳(年齢範囲 14歳)の女性と25〜54歳(年齢範囲 30歳)の女性では、ターゲットとしている年齢範囲は倍近く違うものの、オンターゲット率は同程度の43%と42%であった。
配信種別:純広告のオンターゲット率は59%。アドネットワークでは49%
配信種別のオンターゲット率をみると、アドネットワークなどを利用して複数メディアに配信する「プラットフォーム/ネットワーク」と比べて、媒体社が直接特定のメディア上に配信する「メディア/パブリッシャー」のほうが10ポイント高く、59%となっていた。特に、モバイルデバイス上のメディア/パブリッシャーのオンターゲット率が高く、61%であったとのこと。
業種別:エンタメや通信/Webサービスは7割超。化粧品では54%
広告主の業種別にオンターゲット率を比較したものがこちら。
業種によって大きく異なり、「エンターテイメント」や「通信、Webサービス」では70%を超えた。一方、消費財では「食品、飲料」は「通信、Webサービス」より10ポイント低い64%、「化粧品」はさらに10ポイント低い54%となっていた。
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