Yahoo! JAPANとGoogleの利用者数は6,600万人超【ニールセン調べ】

ニールセン デジタルは、PCとスマートフォンの重複を除いた利用者数(ユニークオーディエンス)を用いて各サービスの利用状況をまとめた。

ニールセン デジタルは、「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)」のパネルベースのデータを基に、PCとスマートフォンの重複を除いた利用者数(ユニークオーディエンス)を用いて各サービスの利用状況をまとめた。

Yahoo! JAPANとGoogleの利用率は53%(6,600万人超)

2018年5月時点のPCとスマートフォンの重複を除いた「トータルデジタル」でのリーチ(利用率)を人口ベースでみると、Yahoo JAPANが53%(6,656万人)で1位となり、次いでGoogleが53%(6,624万人)、3位はYouTubeの50%(6,288万人)となった。上位3サービスでは人口の半数が毎月利用する規模になっている。4位はLINEで46%、5位はRakutenで40%。

若年層では上位4サービスが人口の8割にリーチ

年齢を18歳から34歳の若年層に絞り込むと、それぞれのサービスのリーチはさらに上がり、上位4サービスでは男女ともにその年代の人口の約80%が利用していた。また、5位にはTwitterが入り、そのリーチは約7割となっているほか、男女ともにGoogleがYahoo! JAPANを上回る結果となっている。

YouTube利用者の9割はスマホから。PCとの併用者も3割程度存在

PCとスマートフォンの併用状況について「YouTube」に注目すると、全体(18歳以上)ではスマートフォンからの利用者が91%、PCからの利用者が36%となり、スマートフォンとPCを併用している利用者の割合は27%となった。

年代別にみると、スマートフォンのみで利用する人が18歳~34歳では75%に上り、35歳~64歳でも60%程度となっている。なお、35歳以上では約30%がスマートフォンとPCを併用しており、65歳以上ではPCのみで利用している人が31%となっていた。

同社エグゼクティブアナリストの中村義哉氏は「消費者のオンライン行動は、既にモバイル中心となってはいるが、PCとスマートフォンの併用者が一定数存在し、年代別でもデバイスの利用状況が異なる」と述べ、「多くの消費者に効率的に情報を届けようとした場合、併用状況を含めた利用者数全体と性年齢別のトータルデジタルの利用を把握することが重要だ」と指摘している。

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