ポイント経済圏、意識しているのは「楽天」だが満足しているのは「PayPay」だと明らかに【MMD研調べ】

経済圏を意識し始めたきっかけ、クレカ・モバイル通信・ECなど全経済圏で見事に分散。

MMDLaboが運営するMMD研究所は、「2024年1月・ポイント経済圏のサービス利用に関する調査」の結果を発表した。予備調査では18歳~69歳の男女25,000人、本調査ではポイント経済圏メイン利用者2,500人が回答している。

「ポイント経済圏」とは、docomo、au、SoftBank、楽天など1つの会社が運営しているさまざまなサービス群(ECサイト、通信会社、決済サービス、金融サービス、エンタメ系サービスなど)を、同一アカウント・共通決済方法で利用することで、1つの経済圏と見なすことだ。ポイント経済圏内では共通ポイントが還元され、より便利かつお得にサービスを利用できる。

日々の買い物でポイント利用できることが重要?

事前調査として「現在活用している共通ポイント(複数回答可)」と「そのなかでもっとも活用している共通ポイント」を聞くと、「現在活用している共通ポイント」は「楽天ポイント」59.3%、「Tポイント」48.3%、「Pontaポイント」40.5%が上位。「もっとも活用している共通ポイント」は「楽天ポイント」34.1%、「dポイント」14.4%、「PayPayポイント」12.4%が上位だった。

また「ポイント経済圏を意識しているか」を聞くと、「意識している」58.0%、「意識していない」42.0%とほぼ半々に割れる。「ポイント経済圏別」でみると、楽天経済圏で「意識している」の割合が高い。

続いてポイント経済圏メイン利用者を対象に、「共通ポイントを使ったり貯めたりするためにメインで利用している経済圏を意識し始めたきっかけ」を聞くと、ドコモ経済圏では「クレジットカード所有」22.4%、au経済圏では「モバイル通信利用」30.0%、PayPay経済圏では「QRコード決済利用」50.2%、楽天経済圏では「ECサイト利用」33.0%、イオン経済圏では「電子マネー利用」42.4%、Vポイント経済圏では「クレジットカード所有」54.4%とほぼ奇麗に分かれた。

最後に「メインで利用している経済圏の総合満足度」を聞くと、「満足+やや満足」の割合は、「PayPay経済圏」81.8%がもっとも多く、以下「イオン経済圏」78.4%、「楽天経済圏」73.0%が続いた。日々の買い物でポイント利用できることが重視されていると推察される。

調査概要

  • 【調査対象】<予備調査>18歳~69歳の男女、<本調査>ポイント経済圏メイン利用者
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2024年1月19日~22日
  • 【有効回答数】<予備調査>25,000人、<本調査>2,500人(ドコモ経済圏(n=500)、au経済圏(n=500)、PayPay経済圏(n=500)、楽天経済圏(n=500)、イオン経済圏(n=250)、Vポイント経済圏(n=250、Tポイント利用者含む))
この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

リテンション
既存顧客との良好な関係を保つこと。それを目的とした施策を、リテンションマーケティ ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]