日本・英国・米国・インドで「ChatGPT」の認知度に開き、日本は「使ってないけど語りたい」人が多い?【GfK調べ】

「ChatGPT」の認知度、世代別調査では日本はZ世代が69%、X世代が63%と他世代を上回る。

GfK Japanは、「ChatGPTをはじめとした生成AI」に関する調査結果を発表した。ChatGPTの認知度やAIが及ぼす仕事への影響などについて、日本・英国・米国・インドの4か国で各500人以上が回答している。

ChatGPTの認知、他3国より日本はかなり低い

まずChatGPTの認知率では、日本は62%で4か国のうちもっとも低かった。以下、米国83%、英国89%、インド95%でかなりの差が出ている。ビジネスパーソンに限っても、日本は67%しかChatGPTを認知しておらず、米国90%、英国92%、インド96%と大きな開きがあった。

世代別では、日本では「Z世代(24歳以下)」69%と「X世代(42~56歳)」63%が他の世代より高かったが、他国では「ミレニアル世代(24~41歳)」が米国85%、英国90%、インド96%ともっとも高かった。

実際の利用状況とその目的を聞くと、日本は「使ったことがない」という回答が67%を占め、そもそも利用していないのに話題にだけなっている状況。他国で「使ったことがない」は3割未満にとどまり、インドは5%という定率だ。

利用目的では、日本は「遊び目的」が最多だが、他国は「学習目的」が上回る。英国・米国は僅差だが特にインドは「学習目的」が突出しており、ChatGPTへの熱がうかがえる。

一方「AIは仕事の脅威になるか?」を問うと、米国・英国・インドにおいては「脅威となる可能性がある」に賛同した人は7割前後だが、日本は約4割にとどまる。

また「ChatGPTは人間同様に間違えるか?」を聞くと、米国・英国・インドでは30%近くが「ChatGPTも間違える」と賛同した一方、日本は14%にとどまるなど実際に利用率が高い国と認識の差が目立った。

調査概要

  • 【調査対象】日本、英国、米国、インドの一般消費者男女16~99歳
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2023年11月29日~12月8日
  • 【有効回答数】日本557名、インド551名、アメリカ558名、イギリス539名
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