EVERRISEがメディア向けアンケートシステム構築サービスを提供、回答データを広告活用

Webサイト訪問者の状態や条件を判別してアンケートを表示、ターゲティング広告も可能

マーケティングDX(デジタル変革)技術支援のEVERRISE(エバーライズ)は、「アンケートシステム構築サービス」の提供を始めると10月3日に発表した。Webメディアの訪問ユーザーに、回答の有無や会員・非会員などのユーザー状態や条件を判別してアンケートを表示し、その回答データを広告配信に活用できるアンケートシステムを構築できる。ユーザーデータをもとにした広告ターゲティングでメディアの広告収益を拡大させる。

コンテンツの閲覧前にアンケートを表示 → 回答を広告ターゲティングに活用

アンケート表示・集計、テンプレート、アドサーバー接続、アクセス解析ツール接続機能などがある。顧客サーバーに設置・構築して自社サーバー発行の「1st Party Cookie」を使うので、Webブラウザ「Safari」のトラッキング防止機能「ITP」の影響を受けない。「Googleアドマネージャー」でのターゲティングや、「Google Analytics 4(GA4)」での分析、広告を見たユーザーだけにアンケートを表示させるブランドリフト調査も可能。

個人情報保護の規制強化でCookieを用いたトラッキングやターゲティング広告の精度が低下してメディア収益が減少する影響が出ており、特にログイン情報を持たないアノニマス(匿名)ユーザーへのパーソナライズされた広告配信が難しくなっている。このためユーザーから得たアンケート結果を効率良く広告配信に活用するシステムを提供し、広告ターゲティングの精度向上とマネタイズの促進を実現する。

アンケートシステムの構造
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