キーワードと広告の関連を強めてクリック率を上げる（後編）

この記事は、第7章「広告のパフォーマンスを上げる　改善のサイクルと効果向上の方法」の記事です。

キーワード挿入機能の設定方法

ではキーワード挿入機能の設定方法を説明しましょう。キーワード挿入機能の設定は簡単にできます。タイトルや説明文中のキーワードを挿入したい箇所に、

{KEYWORD:○○○}

というテンプレートを挿入するだけです。「○○○」の部分に補完テキストを設定します。たとえば次のように記述します。下記の例では「アジア旅行」が補完テキストになっています。なお、このテンプレートは広告の編集ページおよび新規広告作成ページで簡単に設定できます。

• 「アジア旅行」を補完テキストにする場合

  格安プランで行く{KEYWORD:アジア旅行}

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キーワードの挿入機能

［キャンペーン］タブ→キャンペーン名を選択→広告グループ名を選択→［＋新規広告作成］をクリック

1. 広告の作成画面で［タイトル］欄や［説明文］欄をクリックすると、下に［＋キーワードの自動挿入］が青い文字で表示されます。これをクリックし、補完テキストを入力します。［キーワードの文字列の追加］ボタンをクリックして保存します。（画像はクリックで拡大）

2. アジア旅行の補完テキストとして入力したテンプレートが挿入されました。タイトル、説明文を入力して広告の完成です。 （画像はクリックで拡大）

代替テキストを利用して不自然な表現を防ぐ

自動挿入のキーワードをタイトルや説明文に用いると不自然な文章になってしまう場合には「代替テキスト」を設定しておくのがおすすめです。代替テキストは自動挿入キーワードの代わりに広告内に表示されるテキストで、必要に応じてキーワードごとに設定します。

たとえば、補完テキストの項目で例示した広告を表示する広告グループで、「観光　北京」というキーワードを登録しておいたとします。このキーワードがそのまま挿入されると、タイトルは「格安プランで行く観光　北京」となり、不自然な文章が表示されてしまいます。このような場合には代替テキストを「北京観光」と設定しておくと、「格安プランで行く北京観光」と表示されるようになります。

代替テキストを設定する

［キャンペーン］タブ→キャンペーン名を選択→広告グループ名を選択→キーワード名を選択

1. 代替テキストは、キーワードごとに設定するため、キーワード一覧から特定のキーワード（ここでは「観光　北京」）をクリックします。（画像はクリックで拡大）

2. 代替テキストのチェックボックスをチェックし、代替テキスト（ここでは「北京観光」）を入力して［保存］をクリックします。これで、「観光　北京」と検索された場合に、「格安プランで行く北京観光」と表示します。（画像はクリックで拡大）

なおキーワード挿入機能を利用している場合の広告の表示方法を整理すると右ページの図の通りになります。少しややこしいかもしれませんが、広告の品質を高めるためにも頭に入れておくと便利です。

図表7-4　キーワード自動挿入機能と広告の関係