SEO Japanの掲載記事からピックアップ
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- h1タグはどのくらい重要か
(WebmasterWorld)グーグルが公開したサイト診断レポートを先週ピックアップした。このレポートの中では「h1タグが非常に重要」だと受け取れる部分があるとのことで、最近h1タグが評価されるようになってきたのか、あるいは将来的に評価されるようになるのかを尋ねる質問がWebmasterWorldに投稿された。
フォーラム管理者のtedsterによれば、hタグ(h1~h5)の評価は歴史的にジェットコースターのように上下に激しく変化してきたとのこと。titleタグと同じくらい強い時期もあったが、乱用された結果効果を失い、今ではpタグとなんら変わらないとも考えられるそうだ。
だが、hタグを使うことが無意味だとは言っていない。他のフォーラムモデレータたちの見解をまとめると、次のようになる。
マークアップ言語としての本来の目的を持たせてhタグを使うこと。つまり、後に続くコンテンツを端的に指し示す“見出し”としての機能を果たすように使う。そうすれば、ユーザーにとっては書かれていることが理解しやすくなるし、検索エンジンの理解も助けるかもしれない。
またhタグが再び評価対象になったときには当然アドバンテージを得ることができる。
- ソフト404は使わないこと
(Bing Webmaster Forum)Bingウェブマスターフォーラムで、301リダイレクトしたはずのページがいつまでたってもインデックスに残るという相談が寄せられた。原因は「ソフト404」であった。
存在しないページへのアクセスがあった場合、サーバーは「要求されたページが存在しない」を意味するhttpステータスコード「404」を返し、ページが存在しないことをクライアントに伝える(この場合の「クライアント」は通常はブラウザだが、検索エンジンのロボットもサーバーからみるとクライアントである)。
このとき、エラーが発生したことをユーザーにわかりやすくするためにカスタマイズしたエラーページを表示させるサイトもある。たとえばWeb担の場合は次のようなページだ。
しかし、カスタムエラーページを使う場合でも、httpステータスコードは正しく「404」を返さなければならない。人間が見ると「そのページは存在しない」とわかる内容になっているが、サーバーが返しているhttpステータスコードが200(OKを意味する)になっている状況のことを、「ソフト404」と言う。
ソフト404は、人間が見るとエラーページだとわかっても、httpステータスコードが200なので、検索エンジンは正常に表示されたページだとみなしてインデックスしてしまうのだ。
リダイレクトするしないにかかわらず、「ページが見つかりません」「商品が見つかりません」の類のページで、httpステータスコードが404になっていることを確認しておこう。
- グーグルにインデックスしてもらうにはどうしたらいいのか
(YouTube Google Webmaster Channel)サイトマップファイルに10,000ページのURLがあるのにたった1,500ページしかインデックスされていない。クロールはしているがインデックスまでしてないようだ。どうしたらインデックスさせられるのか?この質問にグーグルのマット・カッツ氏が回答した。
まず言っておかなければならないのは、XMLサイトマップにURLを記述したからといって、必ずしもその全ページがクロールされてインデックスされるとは限らないということだ。
インデックスを促進するいちばんの手段はオーソリティ度が高くリンクがたくさん集まっているページからリンクをもらうことだ。こういった「信頼できる」リンクをもらえば、トラフィックが増えてコンバージョンが上がるという利点もある。
サイトマップから何ページがインデックスされたかに固執するのは、あまり意味がないよ。それよりも、ウェブ上で「知られた」状態にするのがいい。つまり、リンクをもらうことだね。
- グーグルはネームアンカーの付いたリンクのアンカーテキストを優先するようだ
(SEOmoz)グーグルでは、1つのページから同じページに向けて複数のリンクを張った場合、最初のリンクのアンカーテキストしか評価しないという現象が確認されている(※この現象が発見されて以来2年近くが経過し状況によっては動作が変わっているかもしれないし、マット・カッツ氏は最初のリンクを特別扱いしていないとはビデオで言っている)。
この件に関して興味深い実験結果がSEOmozに投稿された。
ページ内で同じURLに対して出た何番目のリンクかに関係なく、ページ内の特定の場所へジャンプさせるためのアンカー(#)が付いたリンクのアンカーテキストが、優先して評価されるというのだ。
例を挙げて説明すると、
<a href="http://web-tan.forum.impressrd.jp/">Web担当者Forum</a> <a href="http://web-tan.forum.impressrd.jp/#whatsnew">Web担の新着ニュース</a>
上のような順番でリンクが並んでいるとする。1番目のリンクはトップページへの普通のリンク、2番目のリンクは、トップページ内の<a id="whatsnew">新着ニュース</a> で指定された場所に飛ぶリンクだ。最初のアンカーテキストを評価する現象では、このページからのリンクとして1番目のアンカーテキスト(Web担当者Forum)が考慮されるのだが、この実験ではネームアンカーの付いた2番目のリンクのアンカーテキスト(Web担の新着ニュース)が考慮されたそうだ。
気にすることはないと言えばないのだが不可思議な現象だ。
- 競合サイトの正しい数え方
(High Rankings Forum)いくつかのやり方で競合となるサイトの数を調べてみたが、数がまちまちでどれを指標としていいのかわからないウェブ担当者が、アドバイスを求めた。
筆者がいちばん的確だと感じた回答を引用する。
たった1つのキーワードだけで競合を判断することはできない。自分がトラフィックを集めようとしているすべてのキーワードで検索した結果、10位以内にもっとも頻繁に現れるサイトを注意深く観察しなければならない。補足しておこう。
まず「site:」コマンドで結果数を調べるのは、まったくと言っていいほど意味がない。「site:」コマンドで出てくるのは指定したキーワードが存在するウェブページの数である。キーワードが含まれていさえすればどんなページでも出てくる可能性があり、競合でも何でもないサイトまで出てくる。また、指定したキーワードがtitleタグに入っているサイトを検索する「allintitle:」コマンドのほうが、競合の数を調べるには適しているかもしれない(SEOを意識しているならばtitleタグにキーワードが入っているはず)。しかしそれとて100%が競合とは限らないし、競合の強さまでは、わからない。結局は目視で診断するしかないのだ。
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
SEO業界では昔から有名なアイオイクスさんのSEO Japanブログが、海外の有名どころのSEOブログの記事を翻訳して公開すると発表した。
それぞれの著作権者に許諾を得た翻訳であり、すでに有益な情報がたくさん発信されている。この海外&国内SEO情報の記事でもSEO Japanブログで翻訳された海外情報から要チェックの記事を紹介していきたい。
それぞれの記事について、ここでは詳しくは解説しないので、リンク先で日本語でじっくり読んでほしい(各記事にはSEO Japanからの補足コメントも付けられている)。
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