国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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じゃまなインタースティシャルを表示しているページは、果たして順位が下がったのか?

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海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

じゃまなインタースティシャルを表示しているページは、果たして順位が下がったのか?
下がったページもあるが、大部分は無傷? (Glenn Gabe on Twitter)

わずらわしいインタースティシャルを対象にしたアップデートは、どんな影響を検索結果に及ぼしているのだろうか? アルゴリズム分析に精通しているグレン・ゲイブ氏は、導入直後の状態を次のように分析している。

かなりひどい順位下落を受けているページもある。しかし広範囲に渡ってではない。

このアルゴリズムの対象になるであろう50以上のページを監視しているが、ほとんどは以前と同じ順位を維持している。

まだ展開中なのか、それともアルゴリズムが大失敗なのかを確かめるために監視を続ける。

影響を受けているページは確かにあるようだ。だが大部分は無傷なようだ。アルゴリズムの展開が完了したはずの頃にどうなっているのかが気になる。続報が入ったらまたお伝えする。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

サブドメインからサブディレクトリに移動したら順位アップした!?
Mozのランドはサブディレクトリ信仰 (Rand Fishkin on Twitter)

Mozのランド・フィッシュキン氏が、こんなツイートをシェアしていた。

各所から寄せられた情報を整理すると:

サブドメイン→サブディレクトリのURL変更で順位がすぐに上がった:7サイト

サブディレクトリ→サブドメインで順位が上がった:0サイト

サブドメイン構成(blog.example.com)からサブディレクトリ構成(example.com/blog)へと変更したら、どのサイトもランキングに改善が見られたというのだ。

※フィッシュキン氏はサブディレクトリ構成を昔から絶対的に推奨している。

一方で、「サブドメインでもまったく問題ない、やり方が悪いだけだ」とフィッシュキン氏の主張を真っ向から否定する人もいる。

グーグルの見解はどうかというと、単にサブドメインかサブディレクトリかで優劣は付けていないとのことである。

筆者の考えでは、サブディレクトリ構成のほうが、グーグルに評価されやすい要素がそろいやすくなるため、順位が上昇するケースが多いのではないかと思っている。

ただし、単純に「サブドメインだから評価を下げて、サブディレクトリだから評価を上げる」という意味ではない。そうしたアルゴリズムが存在することに合理性を見いだせない。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
  • ホントにSEOを極めたい人だけ

ニューヨーク・タイムズもブルームバーグもHTTPSへ。「ニュースサイトにHTTPSは不要」そんな時代遅れの考えは捨ててしまえ
日本のパブリッシャーのHTTPS対応はいつ? (The New York Times)

米国のトップ3に入る大手新聞社であるニューヨーク・タイムズが、サイトの完全HTTPS化に着手した。

とはいえ、サイト全体のHTTPS化を完了したわけではない。トップページや2014年とそれ以降に公開した記事、ブログ記事など段階を踏んで移行を進めているとのことだ。長きにわたって多くの記事を毎日配信してきており膨大なコンテンツがあるサイトならば、トラブルなく安全に移行を進めるためには当然のことだろう。

時をほぼ同じくして、経済金融の情報を配信するブルームバーグも、運用するすべてのサイトのHTTPS化を2016年末までに完了させたとこのことである。1年以上かけて、HTTPS化プロジェクトを進行してきたとのことだ。

欧米では、ワシントン・ポスト、ワイアード、バズフィード、ガーディアンなど多くのパブリッシャーサイトがすでにHTTPSへ移行している。

このコーナーではHTTPS化の事例を何度も紹介しているが、次のような疑問を抱く人がいるかもしれない。

誰でも記事を読めるニュースサイトをHTTPSにする必要があるのか?

しかし、ますます重要になっているユーザーのプライバシー保護とデータの改ざん防止を、HTTPSは担保してくれる。「ニュース記事にHTTPSなんていらない」という考え自体が、今の時代にはそぐわなくなってきているのかもしれない。

HTTPS化が遅いと言われる日本のパブリッシャーがHTTPS対応していくのは、いつになるのだろうか。Web担も含めて。

★★★☆☆
  • HTTPSが基本になりつつあるトレンドはすべてのWeb担当者が認識しておくべき

「302はPageRankを渡さない」はもう事実ではない?
グーグル社員に指摘されてMozが解説を修正 (Search Engine Roundtable)

Mozが、302リダイレクトの解説を更新したそうだ。

以前の解説

302リダイレクトは一時的なリダイレクトです。PageRankをまったく渡さず、ほとんどのケースでは使うべきではありません。

現在の解説

301リダイレクトと302リダイレクトが同じように処理されるケースがありうることを、何人かのグーグル社員は表明しています。しかし恒久的にリダイレクトするのであれば、あらゆる種類のシグナルを検索エンジンとブラウザに完全に与えるためのもっとも確実な手段は301リダイレクトであると、私たちの証拠は示しています。

以前の説明が間違っているとグーグルのジョン・ミューラー氏に指摘されて、更新したとの憶測もある。

SEOの世界では、長らく定説として「302リダイレクトは、転送元URLの評価を転送先URLに渡さない」とされてきた。だが今は、条件がそろえば、302であってもグーグルは評価を渡すとのことだ(詳しいことに興味があれば、筆者のブログ記事を参照してほしい)。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
  • ホントにSEOを極めたい人だけ
  • 技術がわかる人に伝えましょう

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更新停止中。

SEO Japanは長らく更新されていないため、このコーナーの次回までに更新がなければ、この枠は残念ながら廃止する予定だ。

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