テクニカルSEO情報
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サイトマップでグーグルが利用するのはURLとlastmodのみ
そのほかは設定しても意味なし (John Mueller on Twitter) 海外情報
サイトマップに関して、グーグル検索(のクロール)に関係するのはURLと
lastmod
だけだ。
サイトマップの項目についてツイッターで質問されたグーグルのジョン・ミューラー氏は、このように答えた。
The URL + last modification date is what we care about for websearch.
— John ☆.o(≧▽≦)o.☆ (@JohnMu) 2017年8月17日
サイトマップにはさまざまな項目を含められるが、グーグルが使っているのはごく一部だ。ウェブページのサイトマップに関して言えば、
- クロールすべきURL
- そのURLの更新日時を示す
lastmod
しか利用していない。
サイトマップを自動作成するツールには優先度(priority
)や更新頻度(frequency
)などを設定できるものも多い。しかし、グーグルはこれらの値を無視するので、どんな設定にすべきか悩むだけ時間の無駄だ。
なお、lastmod
で設定された日時で更新されたことがわかると、そのURLを優先的にグーグルはクロールする。だが実際には更新していないのにクロールさせたいがためにlastmod
を不正に操作すると、やがてグーグルはそのサイトマップではlastmod
を信用しなくなるので、乱用は禁物だ。
- ホントにSEOを極めたい人だけ
別々のURL構成をRWDに変更する際はリダイレクトをお忘れなく
アドレス変更ツールは使えない (John Mueller on Twitter) 海外情報
(いつ来るかは不明だが)モバイルファーストインデックスの導入にともない、PC向け/モバイル向けのサイト構成を「別々のURL」から「レスポンシブ ウェブ デザイン」や「動的な配信」に移行すると決めたウェブ担当者もいることだろう。
その際に注意してほしい点がある。ドメイン名変更のときに使うグーグルの「アドレス変更ツール」は使えないということだ。
通常、モバイル向けサイトはサブドメインかサブディレクトリで構成していることが多いだろう。しかし、「m.example.com」や「www.example.com/m」から「www.example.com」への移行には、アドレス変更ツールは対応してないのだ。
注: アドレス変更ツールは、現在、サブドメイン名の変更、プロトコルの変更(HTTP から HTTPS への変更)、パスのみの変更によるサイト移転には対応していません。
そのため、こうした移行に際しては、モバイル向けページのURLをPC向けページにリダイレクトする必要がある。こうすることで、モバイル向けとPC向けのURLが1つになったことをグーグルは認識できる。そして、以前のモバイル向けURLにアクセスしたユーザーも、移行後のページに適切にアクセスできる。
リダイレクトの種類に関しては、グーグルのジョン・ミューラー氏は301リダイレクトに言及しているが、302リダイレクトでも構わないはずだ(以前の推奨は302だった)。301でも302でも、グーグルは適切に処理してくれるだろう。
No, I'd just use 301s if you're folding a mobile & desktop site together.
— John ☆.o(≧▽≦)o.☆ (@JohnMu) 2017年8月29日
- 別々のURLでモバイル向けサイトを運用しているWeb担当者 必見!
URL削除ツールで消したはずのURLが「期限切れ」になってしまった
noindexで根本的に非表示にしたから (John Mueller on Twitter) 海外情報
検索結果から早急にページを削除したいときにはSearch Consoleの「URL削除ツール」を使える。
削除リクエストが正しく処理されると、そのURLは検索結果に表示されなくなる。なぜなら、検索システム側で「このURLは表示しない」という情報が追加されるからだ。
しかし、URL削除ツールにも書かれているように、これは「検索結果から一時的に削除」するだけだ。
そのため、サイト側でも、削除リクエストを送ったURLに対して404を返すかnoindex
追加するかして、検索結果に表示しないように設定するのが基本だ。
おもしろいことに、そうして検索結果への表示の拒否をサイト側でも設定したURLには、グーグル側で「削除指定が期限切れ」になるそうだ。
なぜなら、削除ツールの助けがなくても検索結果に表示されないことを、グーグル側で把握できているからだ。期限切れになったとしても、検索結果に復活するわけではないので安心していい。
要は、こうすることでグーグルが処理しなければいけない「このURLは表示しない」という情報の管理を減らしているのだろう。
URL削除ツールを使う機会自体が稀だろうから知らなくてもどうということはないが、豆知識として紹介しておく。
Yeah, once we process the noindex, there's no need to hide it in search too (nothing left to remove :-))
— John ☆.o(≧▽≦)o.☆ (@JohnMu) 2017年8月21日
- ホントにSEOを極めたい人だけ
「301リダイレクトでPageRankが喪失することはない」が公式ヘルプページに記載されていた
オフィシャルな明言はありがたい (Search Console ヘルプ) 国内情報
301リダイレクトするとPageRankが(少し)失われる
こんなグーグルSEOを聞いたことがあるだろうか? 一見すると都市伝説SEOに聞こえなくもないが、事実だ。301によってURLを変更すると、転送元のページに与えられていたPageRankは、移転先ページには100%完全には受け渡されないのだ。
だが、今となっては過去の話になっていることも事実だ。グーグルは、リダイレクトでPageRankを減少させる仕様をもう使っていないことを1年ほど前に明らかにしている。
さらに現在はヘルプページにも記載されている。
新しい URL にリダイレクトすると、リンクのクレジットは失われますか?
いいえ。301 や 302 のリダイレクトは PageRank の損失につながりません。
調べごとをしていてたまたま発見したので紹介しておく。筆者が調査したところでは、2017年の1月初旬に加わったようだ。
公式ヘルプページに明記されているのは、説明するときにありがたい。PageRankが減ることを恐れてリダイレクトを躊躇していたとしたら、それはもはや無用の心配だと考えて問題ないようだ。
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