日本ではグーグルよりも早くヤフーが検索結果で医療情報の提供を開始
Web担当者に役立つ最新情報
日本ではグーグルよりも早くヤフーが検索結果で医療情報の提供を開始
専門機関と提携した信頼性がおける情報 (Yahoo! 検索ガイド) 国内情報
ヤフーは、検索結果画面で各種疾病に関する情報を改善した。具体的には、医療の専門機関と提携し、信頼性が置ける情報をユーザーに届けるようにした。
対象となる検索ワードはインフルエンザ・高血圧などの一般的な疾病や、脳卒中・関節リウマチなどの約1,000種で、今後も拡大していく予定とのことだ。
健康に関して信頼できる結果を提供することに検索エンジンは腐心している。ヤフーの取り組みが、不確かな医療情報の検索結果からの駆逐に役立つことを期待したい。
こうしたヤフーの動きは地味ではあるが非常に価値があるものだ。業界としても、インターネットユーザーとしても、高く評価したい。
なおグーグルも、病気に関する各種情報をナレッジパネルに掲載しているのだが、日本ではまだ導入されていない(なぜか「ジカ熱」だけが提供されているが)。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
滞在時間が短くても直帰率が高くても、優れたUXになりうる
ユーザーがやりたかったことを完了させる (Rand Fishkin on Twitter) 海外情報
ランド・フィッシュキン氏のツイッターの投稿を紹介する。
「短い滞在時間で、高い直帰率」は、果たして良いことなのだろうか?
良いことだ!
検索者・訪問者の疑問ややりたいことが、基本的で時間がかからないようなものであるならば、それをすばやく解決すれば、彼らはやるべきことにすぐに戻れる。理想的なユーザー体験だ。
Is a high bounce rate with low time on site ever a good thing? Yes! When a searcher's/visitor's question or task is a basic, short one, solving it fast and getting them on with their day is the ideal UX.
— Rand Fishkin (@randfish) 2018年6月15日
あなたは、次のように思い込んでいないだろうか。
- 滞在時間は長いほうが良い
- 直帰率は低いほうが良い
基本的には間違っていないのだが、これらが常に正しいとは限らない。
たとえば、「東京とロサンゼルスの時差」や「frogとtoadの違い(日本語ではどちらもカエル)」といった検索の場合はどうだろう。どちらも、緊急性や深刻度がさほど高くなく、簡単に解決できる疑問だ。長々と冗長に説明する必要はない。
ユーザーの検索意図によっては、すばやく簡単にそれを満たすこともユーザー体験としては優れている。そうした場合に滞在時間が短く直帰率が高くなるのは、気にしなくていいはずだ。
もちろん、ダメな「滞在時間が短く、直帰が多い」ケースもある。それは、ユーザーが「検索結果ページ」→「あなたのページ」→「すぐに検索結果ページに戻る」→「別のページに行く」という行動になってしまう場合だ。これは、ユーザーのニーズを満たしていない。
- ユーザーが疑問に思っていたことを完璧に解決する
- ユーザーが望んでいるものを確実に提供する
直帰率を下げたり滞在時間を伸ばしたりするのを金科玉条とするのではなく、ユーザーの検索ニーズをスムーズに満たす手助けをすることが、ユーザー体験を高めるうえで重要だ。
(残念ながら最近のグーグルのアルゴリズムには、こうした本質から離れてしまう要素がなくもない気がしないでもないが)
ちなみに、ランドによるこのツイートには非常に多くのコメントや返信がついており、興味深いものも多い。すべて日本語にして紹介できないのが残念だが、ぜひ確認していってほしい。
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はてなブログが独自ドメイン名でもHTTPSをサポート開始
上級者ほど待ち望んでいた変更 (はてなブログ開発ブログ) 国内情報
はてなブログのシステムを利用して独自ドメイン名で運用されているブログも、HTTPS化できるようになった。これまでは、はてなが提供しているドメイン名を使ったブログだけがHTTPSに対応していた。
上級者ほど独自ドメイン名で運用していたはずで、今回のHTTPS対応は待ちに待っていた変更だろう。しかしいざ実際に移行すると、トラブルが発生するケースも少なくないようだ。移行前には情報収集し、入念に準備したほうがいいだろう。
- はてなブログを独自ドメイン名で運用している人のみ
BingはJavaScriptコンテンツをレンダリングできるのか?
できなくはないが、信頼できない (Screaming Frog) 海外情報
グーグルはJavaScriptで生成されたコンテンツを、完璧ではないにしてもかなり上手にインデックスできるようになっている。
では、Bingはどうなのだろうか?
JavaScriptコンテンツをBingがどのように認識するかを、20ほどのサイトで検証した結果が公開されている。
結果を簡潔に言うと、JavaScriptコンテンツをBingはインデックスできなくはないが、信頼できるレベルではないようだ。どういった条件だとJavaScriptを実行してコンテンツを正常にレンダリングでき、どういった条件だとレンダリングできないのかのパターンもつかめなかった。
日本ではBingはさほど重視されない検索エンジンだが、米国では一定のシェアを保っている。Bingからの検索トラフィックを無視できないサイトを運営しているのであれば、JavaScriptを用いてクライアントサイドでレンダリングさせるページは、依然としてSEOには不向きだと認識しておいたほうがいいだろう。
- ふつうの人は気にしなくていい
海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
JSレンダリングとスパム対策に関する記事を今週はピックアップ。
- JavaScriptによるnoindex挿入をGoogleは推奨せず、JSレンダリングはセカンドウェーブのインデックス
JSレンダリングは時間がかかる
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- Googleが2017年に手動で対策したウェブスパムは600万件
600万件のペナルティってこと!?
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