突然自社でもTwitterを始めないといけなくなったとき、“Twitterの文化”を知るためにできること
個人アカウントを作ってTwitterを体感する
今回は「Twitterって、よく炎上のニュースで見かけるなあ。ログインしてもタイムラインを眺めるだけで投稿しないし。なのに、自分の会社も、いよいよ公式アカウントを始めることになった……」という企業の担当者さんや担当部署の偉い人たちに送ります。
見よう見まねでアカウントの運用を始めてみるのも良いですが、できれば、Twitterの世界で日常的にどのような情報が発信されて、どのようなコミュニケーションが行われているのか、まずは「個人アカウントを作って利用者として体感しておくこと」を、私はお勧めしています。
短期的にでもTwitterを使い込むと、Twitterのユーザーはどんな発言を好むのか、逆にどんな投稿に嫌悪感を抱くのか、反応したくなるような投稿はどんなものなのか、影響力のあるアカウントとそうでないアカウントは何が違うのか……など、Twitterを運用する上で必要な要素がわかってきます。こうして、ある程度Twitterの文化を体感すると、自社アカウントの運用時にも対処しやすくなります。
個人アカウントでやること6ステップ
そうは言っても「個人アカウントで何すんのん?」という人もいそうなので、何をするかを書いておきます。
- 1. 匿名でもいいのでアカウントを作る
- 2. とにかく自分が好きなものを題材に投稿する
- 3. 同じ題材をテーマにしているアカウントを片っ端からフォローする
- 4. 1日に5投稿ほどやってみる
- 5. フォローしたアカウントのツイートでいいものはRTしてみる。できたらおもいきってリプライ(返信)をしてみる。勇気がなければ「いいね」だけでもしてみる
- 6. この方法で1日15以上のアクションをする
1. 匿名でもいいのでアカウントを作る
あくまでも、あなた個人がTwitterのことを深く知るためのアカウントです。実名である必要はありません。また、そのアカウントの存在を社内の同僚に伝える必要もありません。
2. とにかく自分が好きなものを題材に投稿する
「このことについて話しだしたら止まらない」という題材がありませんか? スポーツ・旅行・アニメ・アイドル……なんでもいいです。あなた自身がもっとも話しやすい話題を軸として、情報発信とコミュニケーションを試してください。
3. 同じ題材をテーマにしているアカウントを片っ端からフォローする
(2)で決めた題材について、同じ題材を軸に発信しているユーザーが、他にも必ず存在します。日本のTwitterアカウントは4500万、どんなにニッチな題材でも、必ず言及しているユーザーがいるはずです。Twitterの検索機能を使って、あなたの「同類」を探し、フォローしてみてください。できたら1日10人ぐらいフォローしてみましょう。そのなかから何人かはフォローを返してくれるはずです。
4. 1日に5投稿ほどやってみる
その題材に関するニュースについて、自分なりの意見を付け加えて投稿してみましょう。動画を撮影してアップしてみるのもよいでしょう。なにも投稿することがないのであれば、お昼ご飯を写真に撮ってアップしてみましょう。まずは露出頻度を高め、フォローしてくれた人に、あなたのアカウントの存在を示すことです。「ツイートとはこうあるべきだ」的なものもなくはないですが、初心者ですので内容は気にせずどんどん投稿してみましょう。あとで見て恥ずかしくなったら削除もできますし。
5. フォローしたアカウントのツイートでいいものはRTしてみる。できたらおもいきってリプライ(返信)をしてみる。勇気がなければ「いいね」だけでもしてみる
自分のツイートに反応してくれる人のことを、Twitterのユーザーはよく見ています。あなたが反応してくれることによって、相手もあなたのツイートに反応してくれるかもしれません。特にアカウントを開設して間もない時期は、積極的に他アカウントに絡んでいきましょう。
6. この方法で1日15以上のアクションをする
アクションとは、投稿・フォロー・いいね・RT・リプライ(返信)など、Twitter内で行うすべての行動です。Twitterに慣れるためのアカウントなので、フォロワーの数にはまったくこだわる必要はありませんが、この動きを毎日やってると少しずつフォロワーは増えてきます。また、自分の投稿やフォローした他のユーザーの投稿を見て、
- どんなツイートに反応したくなるか?
- どんなツイートが、多くのユーザーの賛同を得ているのか?
- どんなツイートをすると、Twitterユーザーの反発を買うのか?
このあたりをチェックするようにしてください。自身のツイートの反響については、「ツイートアクティビティを表示」や、Twitterアナリティクスで確認可能です。
こうやって得た感覚、知った傾向は、実際に企業アカウントを運用する際に役立ちます。個人アカウントで経験したことを振り返り、「これを自社アカウントでやると面白いかも?」という発想が生まれるようになります。反対に、準備されている投稿案を見て「これは、ヘタをすると誤解を招いて、炎上に繋がるのではないか?」と察知できるようにもなるでしょう。
まとめ
「個人アカウントを作って利用者として体感しておくこと」で、あなたが直接Twitterアカウントを運用している担当者でなかったとしても、自社の公式アカウントのふるまいが、Twitterというメディアのなかで受け入れられているのか、あるいは浮いてしまっているのかを、判断できるようになるはずです。
あくまでも「Twitterの文化に慣れるための個人アカウント」です。恥ずかしかったら他の社員さんにわざわざ教える必要はありません。こっそりでいいです。ぜひ。
田村でした。
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