米セールスフォース・ドットコムが米スラック・テクノロジーズと買収の最終契約に合意
セールスフォースは製品にスラックのソフトを結合、新しい働き方実現のシステムを提供
CRM(顧客関係管理)ツールなどを展開する米国セールスフォース・ドットコム(Salesforce)は、企業向けコミュニケーションプラットフォーム事業の米国スラック・テクノロジーズ(Slack)と、買収に関する最終契約に合意した、と12月1日(現地時間)発表した。Salesforceは自社製品にSlackのソフトを結合し、新しい働き方を実現する運用システムを提供する。
SalesforceによるSlackの買収額は約277億ドル(約2兆8800億円)となる。Slackはビジネスチャットツール「Slack」を展開。チャンネル(グループチャット)をベースにしたメッセージプラットフォームで、ファイル共有、通話、他のツール・サービスとの連携も可能。世界のさまざまな企業が活用し、150カ国以上の主要な学術機関、政府機関なども利用している。
Salesforceは、企業が社内外との連絡などに日常的に使用するメッセージプラットフォームのSlackを手に入れる。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を機に企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に進展する中、Salesforceは、自社製品とSlackを組み合わせることで、オールデジタルの世界で企業が成長するための仕組みが構築可能になる。
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