電通のコンサルティングチーム「採用ブランディングエキスパート」は、就職活動に関する意識調査「Z世代就活生 まるわかり調査2024」を実施した。2024年卒または2025年卒業予定の全国の大学生・大学院生818人が回答している。
いよいよ対面に回帰? 就活生の7割弱が「出社中心」の働き方を希望
まず、入社後の働き方について「出社中心」か「リモートワーク中心」のどちらを希望するかを聞くと、合計で66.3%が「オフィスへの出社が中心の会社」と答えた。また、入社後の教育・研修などについては「ある程度拘束されても、手取り足取り教えてほしい」が合計で78.2%となり、細やかな研修・教育機会を希望する傾向がうかがえた。
入社先を決定する際に最も影響を及ぼしたものを聞くと、「親・家族・親戚」が30.9%にのぼり、内定者の親が入社に同意しているかを企業が確認する行為である「オヤカク」の重要性がうかがえた。
また、入社後の勤務地やエリア・職種や配属先(部署)について、入社前に確約してほしいかを聞くと、いずれも9割弱の学生が「確約してほしい」と回答した。
就活でよく使うSNS1位は「X(旧Twitter)」
就活支援サービスでは「ONE CAREER」がトップ
就職活動でよく使われるSNSや動画系サービスを聞くと、「X(旧Twitter)」が55.0%、「LINE(オープンチャット)」が44.1%、「Instagram」が40.0%という結果に。就活に特化したサービスでは、「ONE CAREER(ワンキャリア)」が58.8%、「エンカレッジ」が57.3%、「マイナビ」が51.4%の順となった。
エントリーする企業選びで重視するポイントでは、1位が「給料がいい」(46.7%)、2位が「自分の夢ややりたいことに近い業界」(36.4%)、3位が「業績が安定している」(36.3%)となった。一方で、単一回答では「自分の夢ややりたいことに近い業界」が1位になっており、自己実現を重視していることがわかった。
調査概要
- 【調査対象】日本全国/キャリア支援NPO法人「エンカレッジ」登録の2024年または2025年卒業予定大学生・大学院生
- 【有効回答数】818人(文系467人、理系351人/大学生531人、大学院生277人、休職・留年中10人)
- 【調査手法】インターネット調査
- 【調査期間】2024年2月9日~2月15日
- 【調査機関】RECCOO(リクー)
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