神奈川県藤沢市が「Salesforce」を活用して市民ポータルサイト「ふじまど」を構築

市民に行政サービスを提供するデジタル市役所、1月に公共施設予約システムと連携

CRM(顧客管理)ソリューション事業の米国Salesforceの日本法人、セールスフォース・ジャパンは、神奈川県藤沢市が同社のCRM「Salesforce」を活用して同市の市民ポータルサイト「ふじまど」を2024年度に構築した、と1月6日発表した。オンライン申請、オンライン予約、情報発信などの機能があり、市民に行政サービスを提供するためのデジタル市役所となる。

ふじまどは行政サービスの入口の集約を目的に2024年10月に公開。妊娠、出産、子育て関係を中心にした申請の手続きや、各種来庁の予約をオンラインで可能にした。2025年1月には、公共施設の抽選申し込み・予約・利用料支払いができる公共施設予約システムと連携。今後さまざまなシステムとつなげる。同月中には障害者サポートページの公開も計画している。

住民はアカウント「ふじさわID」を作成すると、ふじまどが利用できる。ふじさわIDは、各プラットフォーム間の共通IDとなり、各種のデジタルプラットフォームを継ぎ目なくつなぐ仕組みにする。ふじまどの立ち上げは、コンサルティングサービスのデロイトトーマツコンサルティング(DTC)が支援し、Salesforceで構築したソリューション「住民CRM」を使った。

神奈川県藤沢市がSalesforceで市民ポータルサイト 「ふじまど」を構築
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