先日、Bruce Clay氏がこの1年で自身のサイトを見事に最適化し、一般的なSEO用語のいくつかで再び検索上位を獲得しているという話を聞いた。たとえば「search engine optimization」で検索するとBruceのページが2位にランクしている。
サイトやページが良い順位を獲得している理由を分析するとき、僕は主に次のような点を調べている。
- Page Strengthのスコアはどうか。概略をぱっと見るのに良い。2位にランクしたBruceのページは6.5だ。
- Yahoo! Site Explorer(Yahoo! USのアカウントが必要)を使い、ドメイン名へのリンクを見る。Bruceのサイトには4万1314件のリンクがある。
- 上位200件から300件についてユニークドメイン名の数をチェックする。Bruceのサイトの場合、上位250件のうちだいたい50%がユニークドメイン名からのリンクだと推定される。
- 質の高いリンクと質の低いリンクの割合。たいてい手作業で調べる。
- リンクを張っている人とその理由(自然発生的なものか、不正に操作されたものか、お金を払ったものか)。これも手作業で調べる必要がある。
- アンカーテキストを確認する(このツールは必須)。「search engine optimization」がたくさんある。貢献しているのは間違いない(笑)
- サイト内からページへのリンク。Bruceのサイトは1070件。
- 外部サイトからページへのリンク。Bruceのサイトは7757件。
- Technoratiが把握しているリンク。Bruceのサイトは1206件。
- ブログリンクが発生する頻度(リンク情報の横に掲載される時間を見る)。
- フログリンクの権威(オーソリティ順に並び替えてみる)。
- キーワードの使用状況に関する情報を少々。今でもRanks.nlのツールがベスト。
- ドメイン名とページについて、GoogleのPageRankの値(重大ではないが目安ではある)。ページは6、ドメイン名は7。
- Ask.comでの順位(地域情報を反映するより選別的なアルゴリズム)。5位。
- 上位10件に入っているほかのページの実力(We Build PagesのSEOツールが良い。SEOmozのKeyword Difficultyと同じくらいね)。
全般的に見ると、Bruceのページは順位を裏付ける強力な要素をたくさん備えていて、確かな競争力がある。このページの現状について気掛かりな点があるとすれば、今後、自然発生的な新しいリンクを長期にわたり引き寄せる力があるかということだ。人間の視点でBruceのページを見渡すと、想像するに、訪問後にリンクを張るという人はほとんどいないだろう。リソースというよりも、売上やナビゲーションに関するものなのだから。
サイトの順位獲得能力を調査するとき、あなたはどんな戦略を採用しているのだろうか?
コメント
なぜ上位なのか…
ぜひ知りたいものがあります(笑)
Yahoo検索で「 ソファー 激安 」
と検索します!(そこそこの人気キーワードです)
この手の商品キーワードですと、当たり前のように立派なソファーSHOPなどばかり。
のはずですが、7・15現在、1位と3位に『夫婦の~』というサイトが入ってます。
調べてもらえばわかりますが、被リンクも少なめですし、有力ソファーサイトなどとのリンクも無いです。
オマケに、サイト自身も少ページの素人的サイト(笑)
ま、キーワード配置など、パワー集中テクニックは完璧に近いと見ますが、それだけで被リンク数千で、会社組織のサイトに勝てるでしょうか??
SEO対策のいわゆる常識を覆していると思うのです。
順位も一瞬上位ではなく、わたしが見つけた半年くらい前からはBEST3に入ってましたしね。
お考えを聞かせていただきたいものです^^