ステップ式! CMS活用 はじめの一歩
3. 緊急性に訴える
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3. 緊急性に訴える
今実行しないと近い将来に困ることになる、と緊急性に訴えるパターンだ。
提案の決めゼリフ!
- 手作業の場合、コンテンツが増えると運用の効率と品質が下がり続ける。
(雪だるま式に増える運用コストをシミュレートしてみよう) - 複雑化する要求にこのままでは応えられない。
例: iPhoneのようなUIにしてほしい
例: M&Aが突然決まったため、ブランド刷新が必要 - CMSは便利なツールではなく、必要不可欠なインフラである(と主張してROIから逃れる)。
4. コンテンツの重要度を訴える
効率や品質の改善には限界がある。管理すべきものを管理していないのは問題だ、と訴えよう。
提案の決めゼリフ!
- 機能がコモディティ化した昨今では、コンテンツやデザインでビジネスを差別化できる。
- より積極的なメディア展開、コミュニケーションが可能になる。
例: マルチデバイス対応
例: パーソナライズ(CRM) - 戦略的に投資するコンテンツは知的財産であり、資産管理や棚卸しが不可欠だ。
5. 「いくら掛けるべきか」を決める
コストやスケジュール感を想定しておかないと、社内提案すらできない。
- コスト要件を満たせる製品やベンダー、進め方をまず選んで絞り込んでおく。
- 同様の事例はどれくらい掛かったかをベンダーに聞いてみる。
- コストとメリットのセットを何パターンか想定しておき、経営判断を仰ぐ。
6. ネゴで賛同者を増やす
社内提案を通す前から、コンテンツ管理の賛同者を増やしていこう。
- 特に、IT部門やビジネス部門で影響力のあるキーパーソンを押さえる。
- 現場、制作マネージャ、経営者までをカバーできるとベスト。
- 認知を高めるための社内広報活動に力を入れる。
前述のメリット(導入効果)を伝える。ただし期待値は上げすぎないように。
7. 社内の壁は社内から壊す
通常のWeb制作や開発プロジェクトとは異なり、コンテンツ管理を実現するには業務プロセスの変更が必要になる。コンテンツや組織の規模が大きい場合、長期的な視野を持って戦略的に取り組む必要もある。ベンダーからの提案をそのまま社内提案に流用できるかも、という甘い期待を捨てて、課題に自ら取り組む覚悟を決めよう。組織を変えるのは内側からなのだ。
コンテンツ管理に関するエキスパートを社内で育て、その人が社内提案や啓蒙活動、導入、運用改善をリードしていくべきだ。製品や技術に精通する必要はない。問題は、自分たちのコンテンツを自分たちはどう活用していきたいか、なのだ。
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