高品質なコンテンツをプロが作ってるのにPageRankが上がらない……なぜ? など10+4記事
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検索結果の90%に影響!? グーグルがアルゴリズムを大改造
「正確に、素早く」の意味を込めてハミングバード (Forbes)
グーグルは、新しい検索アルゴリズム「ハミングバード」(Hummingbird、「ハチドリ」の意)を導入したことを、創立15週年を祝うイベントで明らかにした。
単なるアルゴリズム更新ではなく、基盤となるアルゴリズムを完全に入れ替えた「刷新」だ。
ハミングバードでは、「会話型検索」「自然言語検索」への対応が強化されている。イメージとしては「銀座 お寿司」のような検索ではなく「銀座で駅から近い美味しいお寿司屋さんはどこ」のような話し言葉での検索だ。
また、検索キーワードに現れない、言葉の“背後”にある検索ユーザーの意図を理解する能力も格段に向上したらしい。
検索結果に与える影響は90%で、実は発表の1か月ほど前に導入済みだ。とはいえ、まったくと言っていいほど気づかれていない。検索数が少ない、語数が多い検索により強く影響するため、誰も順位チェックしていなかったことが大きな原因だと思われる。
詳しいことは、SEMリサーチでの渡辺隆広氏の解説とSEO Japanの翻訳記事を読んでいただきたい。
もっともSEO業界にとってはビッグニュースであるが、サイトの運営方針の変更を一般のウェブ担当者に迫るものではない。今までどおりに、アルゴリズムを追うことなくユーザーに焦点を当てたSEO施策を続けていけばいい。
ペンギンアップデート2.1がやって来た
影響範囲は小さいが確実にウェブスパムを撃退 (Matt Cutts (mattcutts) on Twitter)
グーグルのマット・カッツ氏は、ペンギンアップデート2.0の更新版となるペンギンアップデート2.1の実施をツイッターで明らかにした。
ペンギン(アップデート)2.1を今日実施する予定だ。変化に気づく程度の影響は1%以下。ペンギンに関する詳細はこちらを参照。
http://googlewebmastercentral.blogspot.jp/2012/04/another-step-to-reward-high-quality.html
Penguin 2.1 launching today. Affects ~1% of searches to a noticeable degree. More info on Penguin: http://t.co/4YSh4sfZQj
— Matt Cutts (@mattcutts) October 4, 2013
日本時間の10月5日早朝のツイートなので、すでに展開は完了しているとみなしていいだろう。
一般ユーザーが検索結果の変化に気付くほどの影響は1%以下とのことだ。事実、大騒ぎになるような激しい順位変動は起こっていない。
しかしそれでもガイドライン違反を続けているスパムサイトには確実にダメージを与えているようだ。
マット・カッツ氏はフォロワーとツイッターでこんなやりとりをしていた。
@deyterkourjerbs thanks! It's interesting to read the discussions of Penguin 2.1 on various black hat forums.
— Matt Cutts (@mattcutts) October 6, 2013
(フォロワーさん)マット・カッツさん、ペンギン2.1を賞賛します。GSAを使って上位表示していた時代遅れのサイトがたくさん(上位から)消滅したようです。
(マット・カッツ氏)ありがとう。いろんなブラックハットのフォーラムでペンギン2.1に関するディスカッションを読むのはおもしろいよ。
マット・カッツ氏は、ペンギン2.1が撃墜したブラックハットSEOを見て「してやったり」とほくそ笑んでいることだろう。
著者情報は検索ランキングに影響しない(今のところは)
将来は影響してほしい (Virante Orange Juice)
著者情報(Authorship Markup)は、ランキングを決める要因としては利用していない。
グーグルのジョン・ミューラー氏が、Google+で開催したウェブマスター向けハングアウトで明確に言い切った。
また米ニューヨークで開催されたSMXカンファレンスにおいても、ランキング要因として使っていないことをピエール・ファー氏が認めたそうだ。
ただ「今のところは」ということであり、今後もそうだとは限らないだろう。
それに、順位に影響がない今でも、優れたコンテンツ著者としてのあなたの顔と名前を検索者に覚えてもらい認知度と信頼性を上げることには、著者情報は間違いなく貢献している。
したがって、いつかランキングにも反映されることを願って実装しておくことを、筆者は推奨する。
グローバルサイトのウェブ担当者は必見、rel="alternate" hreflangのベストプラクティス
面倒な仕組みだけれどこれを見れば理解 (Official Google Webmaster Central Blog)
複数の言語や複数の国を対象にしてそれぞれに合わせたサイトを公開する状況では、どの言語・国に向けてのページなのかを検索エンジンに正しく認識してもらわなければならない。
その際に利用が推奨されるのが、rel="alternate" hreflangだ。ただrel="alternate" hreflangはやや難解な仕組みであり、すんなり理解できる人は少ないだろう。
rel="alternate" hreflangを詳しく説明する動画を、グーグルのウェブマスター向け公式ブログが公開した。マイリー・オイェ氏が、以下の項目に関する内容を語っている。
- 複数言語・複数国を対象にしたサイトが持つ潜在的な検索の問題
- 世界展開を検討し始める前に社内で問うべき問題
- グローバルサイトでの使用例
- rel="alternate" hreflang と hreflang="x-default"の詳細と実装
- ベストプラクティス
マイリー氏は、要点を絞って非常にわかりやすく解説している。グローバルサイトの運営者なら英語を理解するはずなので細かな説明は省く。自分の目と耳で視聴してほしい。
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グーグルの新アルゴリズム「ハミングバード」とリンク構築に関する記事を今週はピックアップ。
- Googleの最新アルゴリズム「ハミングバード」徹底解剖
ハミングバードの詳細解説 - リンク構築2.0
より高いレベルでのリンク構築術
コメント
>サイトのPageRankがどうして変わらないかだって?
>サイトのPageRankがどうして変わらないかだって?
>僕だったらこう聞き返すね「なんでそんなことを気にするんだい?」
「じゃあなんのために、作ったんだい?」っと聞き返したいな(笑)