【実例アリ】ウケる記事タイトルを作りたかったら、25パターンは必死でひねり出せ
今日は、Webコンテンツの人気を集めるのに大切な「タイトル作り」について。
バイラルメディアのUpworthyが出している「それをバイラルにする方法」というスライドのなかに、「良いタイトルを作りたかったら、25パターン作ること」といったことが書かれていました。
そこで、この記事のタイトルを、訴求ポイントを変えながら25パターン作ってみました。こんな感じです。
ウケるタイトルを作りたかったら25パターンは作れ
最初に浮かんだ基本タイトル。ここから単語バリエーションとしては「バイラル」や「ヒット」「人気」などの候補が広がります。
ウケるタイトルを作るのに大切な、たった1つの真実
「たった1つ」という、響く人には響くけれども、嫌気がしている人もけっこういる表現。
Upworthyが語るタイトル作りの秘訣:25パターン作れ
権威(具体名)で訴求。
1000いいね!超の常連が語るタイトル作りの秘訣:25パターン作れ
読者が「それはすごい」と思う要素で訴求。
ウケるタイトルを作るのに必要な候補は5個? 10個? 25個?
問い掛けて、読者に考えさせるパターン。
実録:ウケるタイトル作りのために私がしてきたこと
実録風、実体験から出たものであることを示す。
「これで私は目が覚めました」ウケるタイトル作りのポイント
実録風、うまくいった体験をイメージさせる表現。
記事のタイトル作りにこの方法を使ったら、アクセスがグッと増えてびっくりした!
実録風、実体験風、うまくいった体験をイメージさせる表現。
自社サイトへのアクセスを2.5倍にした、記事タイトルの付け方
実録風、うまくいった体験をイメージさせる表現、具体的な数字を提示(実際に数字で示せる場合のみ)。
ウケるタイトルを作ろうと頑張ってきたけど、私は勘違いしてました
実録風、失敗談から興味を惹くスタイル。
Webコンテンツをヒットさせるのに最も大切なポイントとは?
元のニーズに戻る表現(「タイトル」という点には触れていない)。
猫の写真よりも効く、記事が人気を集めるのに必要なこと
元のニーズに戻る、一般にウケるとされている「猫の写真」の意味がわかる人向け(「タイトル」という点には触れていない)。
被リンクよりもオーソリティよりも大切な「タイトル作り」のコツ
SEO系の人が気にすることに当てていく表現。
あなたの記事がヒットしない理由はコレだ!
元のニーズに戻る、うまくいかない状態をイメージさせる、「あなたの」という言葉で自分事化。
なぜ、あなたの記事タイトルでは受けないのか?
「あなたの」という言葉で自分事化、「なぜ」で問い掛けて、読者に考えさせるパターン。
ウケる記事のタイトル作りのワザを見つけたから聞いてくれ
会話風。
ウケるタイトル作りに必要なポイントをまとめた資料、無料で提供
無料入手を訴求。
明日から使える、受ける記事タイトル作りのポイント
すぐに役立つことを訴求。
39社がすでに採用済み、受ける記事タイトル作りのコツ
実績を訴求(事実として出せる場合のみ)。
アナ雪に学ぶ、受けるタイトル作りのコツ
世間で話題のトピックをからめる(中身でうまくからめられる場合のみ)。
池上彰さんっぽく解説してみた「受ける記事タイトル作りのコツ」
世間の人がピンと来る人の名前をからめる。
ウケるタイトルを作りたかったら25パターンは作れってそんな無茶なwwwww
2chまとめ風その1。
ウケるタイトルの作り方→達人に聞いてみたらすごかったwwwww
2chまとめ風その2。
やる夫に学ぶ、ウケるタイトルの作り方
2chまとめ風その3。
ウケる記事タイトル作りたいやつちょっと来いwwwww
2chまとめ風その4。
【これはスゴい】ウケる記事タイトル作りのポイント
「【これはスゴい】」を付けるパターン、よほど中身がスゴくなければ、記事を見た人の心証はマイナスになります。
書籍でもWebの記事でも、リスティング広告でも、タイトルが命。ソーシャルで拡散してほしければ、検索エンジンで上位に来てほしければ、「良いタイトル」を付けるのが、何よりも大切。場合によっては「本文よりもタイトルが大切」とも言われ、たくさん候補を作って最適なものを選ぶのがポイントだとも言われます。
そのタイトルを「25パターン作る」というのは、けっこう良い数字でした。いけそうで、作れない。20パターンぐらいは作れても、なかなかそれ以上が作れないんですよね。
でも、25パターン作り終わるまで必死でひねり出すのが大切なのです。
しかも、文字や言葉のバリエーションではなく、訴求ポイントのバリエーションを作るとなると、かなり大変です。
今回は記事の中身が「良いタイトルを作りたかったら、25パターン作れ」ただそれだけですので、切り口としてはその手前のニーズや願望ぐらいしか広げられませんでしたが、実際には記事の中身からもっと要素を拾えるはずです。
たとえば、導入事例の記事ならば、こんな切り口があるはずです。
- その事例の成果がどうだったのか
- なぜその手法を採用したのか
- 導入前に抱えていたニーズや悩みは何か
- 導入の際に面した困難は何か
こうした切り口それぞれから、タイトルにして響きそうな要素を選んでタイトルのパターンを作っていくわけですね。
そして、こうして並べたタイトルから、良さそうな要素やバリエーションを組み合わせて、さらにタイトルの候補を増やせるはずです。
ちなみに、タイトルは中身を規定しますので、中身を作る前にタイトルを決めるべきです。
というのも、タイトルに「資料を無料で提供」と書いたら中身もそうする必要がありますし、「39社がすでに採用済み」や「アナ雪に学ぶ」とタイトルに書いたなら、本文でもそれにしっかりと言及する必要があります。
当然、「やる夫に学ぶ」なら、中身もやる夫にすることになりますね。
あなたは、タイトルを気楽に数分で作ってしまっていませんか? 今度から、切り口を変えて25パターン、作ってみませんか?
あ、この記事自体のタイトルは……いろいろ出しましたが、結局最初のほうに戻りましたね。うーん。あまり記事に説得力が出ないですねw。こまったものです。
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