博報堂DYメディアなどの「コンテンツファン消費行動調査」、またがり消費の傾向

複数の分野での支出や有料・無料の組み合わせなど多様な消費の実態が浮き彫り

博報堂DYメディアパートナーズと博報堂は、コンテンツに対する消費行動の実態を調べる「コンテンツファン消費行動調査」の結果を7月12日発表した。「バラエティ・ドラマ」「アニメ・特撮」「マンガ・小説」「映画」「音楽」「ゲーム」「美術展・博覧会」「スポーツ」「特定のタレント・人物」の9つの分野でコンテンツ利用状況や支出について分析した。複数の分野にまたがったり、有料・無料の組み合わせなど、多様な消費の実態が分かった。

調査は全国の15~69歳の男女を対象にインターネットで1月に実施。4000サンプルを回収した。過去1年間に9分野のうち1つ以上利用したことがある層は80.9%にのぼり、年間平均4.2の分野のコンテンツをまたがって利用し、支出額は計7万4502円だった。1つの分野の平均は1万7885円で、またがる分野が増えても1分野あたりの平均支出は1万5000円前後で下がらず、意欲的な消費の実態が明らかになった。

一方、コンテンツのファンであっても有料コンテンツを利用するとは限らず、「スポーツ」「バラエティ・ドラマ」「アニメ・特撮」は、無料で楽しむ層が多く、逆に、特にファンではないものの有料コンテンツを利用するのは「マンガ・小説」「映画」「ゲーム」だった。有料・無料を使い分け、複数の分野にまたがって消費するファンに向け、どう市場を開発するかがコンテンツビジネスのカギとなる、と分析している。

博報堂DYメディアパートナーズ
http://www.hakuhodody-media.co.jp/

博報堂
http://www.hakuhodo.co.jp/

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