推しがいる人ほど強い? ファンの企業・ブランドがある人ほどSNS投稿に高い意識【ネオマーケティング調べ】

ファンの企業・ブランドがある人は、SNSの投稿にも幅広く興味を向け購入に結び付く。

ネオマーケティングは、「ファンがやっているSNS活用方法」に関する調査結果を発表した。全国の15歳~39歳男女1,000人を対象にインターネットリサーチを実施している。なおこの調査では「ファン」を「自ら好んで定期的にその商品を購入する、あるいは自ら好んでその情報を収集する企業・ブランドがある人」と定義している。

ファンがある人45%、ない人55%

まず全体に「ファンだといえるメーカー(企業)・ブランドがあるか」を聞くと、「ある」とした人が45.0%、「ない」としたのは55.0%だった。

また普段のSNSの使い方を探るため、「ググる」(Google等で検索すること)、「タグる」(SNSでハッシュタグ検索すること)などの行為を、どういったときに行うかを聞くと、「ググる」では「正確な情報が欲しい」71.9%が最多、「タグる」は「リアルタイムなことを知りたい」25.9%が最多だった。調べる事柄・やりたいアクションがある程度決まっているときにググる、今現在の動向・同じ趣味の人を探したいときにタグるという使い分けのようだ。

SNS投稿では“自己ブランディング”にかかわる項目で意識差

ここから「何かファンのものがある」人と「何かファンのものがない」人とで、比較を行った。まず「SNSの使い方」について聞くと、ファンのものがある人は「自ら投稿する」割合(リプライも積極的に行う+壁打ち状態の合計)が58.9%だったが、ファンのものがない人は27.1%と大きく差が出た。

一方「SNSで投稿すること」を聞くと、ファンがある人・ない人ともに「好きなモノ・コト」68.0%・65.1%、「日常生活で起こったこと」57.3%・54.3%、「普段の自分の考え」40.1%・30.2%が上位だった。ただし順位は下位だが、「ノウハウやアイデア」の投稿率が、ファンのある人は12.5%にのぼる一方、ない人は1.9%に留まった。

「SNSで投稿する際に気を付けていること」を聞くと、「個人情報流出がないか」51.3%・32.7%、「誤字脱字がないか」42.4%・27.6%、「内容に間違いが無いか」35.8%・17.5%と、こちらも上位の順位に差はなかった。ただし比率にはかなりの差があり、ファンのメーカーやブランドがある人ほど、注意深く振る舞っていることがわかる。とくに、「自分の投稿内容の矛盾がないか」「投稿に統一感があるか」など、自身の発言の一貫性など、“自己ブランディング”にかかわる項目では、倍近い差が出ている。

さらに「SNSきっかけで商品を購入したことがあるか」を聞くと、ファンがある人・ない人ともに「SNSで認知し、オンラインショップで購入したことがある」が最多だったが、42.4%・16.4%と大きな差が出た。一般人、インフルエンサー、公式SNSの投稿など、いずれもファンがある人のほうがアンテナ高く情報収集している様子がうかがえる。

調査概要

  • 【調査対象】全国の15歳~39歳の男女でふだんSNSを利用する人
  • 【調査方法】同社のアンケートサイト「アイリサーチ」を利用したWebアンケート(登録モニター)
  • 【調査期間】2021年5月31日~6月2日
  • 【有効回答数】1,000人
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