ほぼ半数のビジネスパーソンが「メール誤送信」の経験あり、受け取り側だと7割近くに【サイバーソリューションズ調べ】

宛先や添付ファイルに関わるミスが上位に。個人情報や重要情報の誤送信も1割ほど。

サイバーソリューションズは、「メール誤送信の実態調査」の結果を発表した。従業員数300名以上の企業に勤務する経営者および会社員300人が回答している。

宛先や添付ファイルに関わるミスが上位に

まず「メールの誤送信の経験」を聞くと、57.3%が「経験あり」と回答した。そこで経験者172人に具体的に「誤送信の内容」を聞くと、「誤送信メールを受け取った」69.8%が最多だが、「自分がメールを誤送信した」48.3%も半数近く存在した。また「自社内でメールの誤送信が起きた」61.1%も多い。

さらに「誤送信の種類」を詳しく聞くと、「宛先の入力ミス」74.4%が圧倒的に多く、「添付ファイルの添付し忘れ」47.1%、「添付ファイルの誤り」40.7%、「件名と文面が不適切」29.1%が上位だった。さらに少数だが、「個人情報の誤送信」7.0%、「企業の信用や運営に関わる重要な情報を誤送信」6.4%が存在していた。

たとえばデジタル庁は4月1日、BCC欄に記載するはずだったメールアドレスをTO欄に記載して誤送信したことを発表。「今後確認を徹底する」としたが、同4日にもメールの宛先を間違え誤送信を発生させた。個人情報や重要情報の誤送信はもちろん問題だが、宛先の入力ミスでも大きなトラブルにつながる可能性もあるため、「確認を徹底する」といった発想では限界がある。一般企業においても誤送信が頻発するようであれば、スタッフ教育やソリューションの導入が必須だろう。

調査概要

  • 【調査対象】従業員数300名以上の企業に勤務する経営者および会社員
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2021年12月13日~14日
  • 【有効回答数】300人
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