自前サーバよりパブリッククラウド移行! 課題は「セキュリティ」「開発会社」「サポート費用」【クラウドエース調べ】

パブリッククラウドへの移行は過半数の企業が検討中、7割が「半年以内」に。

クラウドエースは、「サーバ管理」に関する調査結果を発表した。オンプレミスでサーバ管理を行っているシステム担当者109人が回答している。

パブリッククラウドへの移行、過半数が検討中

まず現状における「サーバ管理上の課題点」を聞くと、「バージョンアップ、セキュリティパッチ適用などの運用管理」47.7%、「機密情報や個人情報などの漏えい対策」「運用管理に対応する人がいない」各43.1%が上位だった。「ハードウェアリソースの有効活用」33.9%も多い。

そこで「あなたの会社では、パブリッククラウドへの移行を考えていますか」と聞くと、「考えている」52.3%、「考えていない」38.5%で、クラウド移行を考えている企業が多い。

なお考えていないとした担当者たちにその理由を聞くと、「パブリッククラウド移行でのメリットがわからないから」35.7%、「特にリソースが変わらず必要性を感じていないから」33.3%が多い。他にも「技術的なリソース不足」「ネットワーク遅延」「セキュリティ」への懸念をあげる人が多かった。

パブリッククラウドの移行時期、「3か月以内」が過半数

パブリッククラウドへの移行を考えている管理者に「移行時期」を聞くと、「1か月以内」12.3%、「3か月以内」38.6%で、計50.9%が今後3か月以内に移行する計画を立てており、「半年以内」19.3%を加えるとほぼ7割で着々と移行が進んでいることがわかる。

ただし「パブリッククラウド移行に際し、悩み・課題があれば教えてください」と聞くと、「クラウド利用はセキュリティに不安がある」57.9%、「クラウドの開発会社が選べない」43.9%、「サポート費用を試算できない」31.6%など、さまざまな不安を抱えている様子もうかがえる。「運用に関するルールがわからない」29.8%、「自社システムとの連携が難しい」26.3%、「Active Directoryの移行が難しい」24.6%など、課題も多岐にわたっている。

なお「パブリッククラウドへの移行を主導する部門」については、「情報システム」66.7%、「各事業部」19.3%、「経営者」14.0%に意見がわかれた。

調査概要

  • 【調査対象】オンプレミスでサーバ管理を実施しているシステム担当者
  • 【調査方法】IDEATECHのリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
  • 【調査時期】2023年2月3日~6日
  • 【有効回答数】109人
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