DNPがMAプラットフォーム「diip」のクラウド版を提供開始、小規模なテストマーケにも活用可能
DNPデータセンターのクラウド環境とパブリッククラウド(AWS:Amazon Web Services)を併用することでセキュリティの確保とシステムの継続可動性
2017/4/24 16:15 マーケティング/広告
大日本印刷は、「DNPデジタルマーケティングプラットフォーム diip(ディープ)」のクラウド版を4月24日に提供開始した。
同サービスは、店舗やECサイトでの顧客一人ひとりの行動分析から、プロモーション施策の立案支援、実施するキャンペーンの管理までを統合的に行うデジタルマーケティングプラットフォーム。これまでは主に大規模案件向けに自社サーバーでソフトウエアを運用するオンプレミスで提供されていた。
今回新しく提供開始したクラウド版では、高精度な情報セキュリティ環境で安定利用できるDNPデータセンターのクラウド環境と、低価格で柔軟にインフラを構築できるパブリッククラウド(AWS:Amazon Web Services)を併用。これにより、セキュリティの確保とシステムの継続可動性(可用性)を同時に実現するとしている。
クラウド版では使用するデータの規模や実施期間を柔軟に設定できるため、マーケティング担当者がMAに必要な機能を自社のニーズに合わせて選択し、少量のデータを利用したテストマーケティングも実施しやすくなる。
クラウド版の価格は次のとおり。同社は、同サービスを中心として企業のデジタルマーケティングを促進し、関連事業を含めて2020年に35億円の売り上げを目指すとしている。
サービス名 | データ分析 | キャンペーン管理 | 価格 |
---|---|---|---|
ライト | × | ○ | ライセンス500万円/年~ 運用費50万円/月~ |
スタンダード | 30種類まで | ○ | ライセンス800万円/年~ 運用費100万円/月~ |
アドバンス | ○(約100種類、カスタマイズ対応可) | ○(カスタマイズ対応可) | ライセンス1200万円/年~ 運用費120万円/月~ |
ソーシャルもやってます!