Z世代の残業の避け方トップ3、「仕事の優先順位付け」「スケジュール管理の徹底」もう1つは?【オロ調べ】
クラウドERP「ZAC」を提供するオロは、「残業時間」に関する調査結果を発表した。IT・広告・コンサルティング業といった知的サービス業に従事する18歳~29歳のZ世代906人が回答している。
残業時間は「多いと思う」人より「少ないと思う」人のほうが多い
まず「就職・転職先を考える上で、新職場の残業の有無を気にするか」を聞くと、「とても気にする」43.3%、「少し気にする」39.0%で、8割以上が「残業時間の有無」を気にしていた。
理由としては、「プライベートの時間が減ってしまうから」77.4%が特に多く、「決められた時間以上に働きたくないから」39.1%、「残業規制が整っているかで健全さがわかるから」24.3%といった理由に続き、「残業手当が欲しいから」24.0%という回答も多かった。なお現状について「残業時間が多いか少ないか」を聞くと、「多い」25.9%、「少ない」44.3%、「どちらでもない」29.8%と、少なく感じている人のほうが多い。
「残業がない」もしくは「少ない」という人に、「自由な時間を何に使っているか」を聞くと、「趣味」66.0%、「睡眠・休息」61.2%、「家族や恋人と過ごす」42.0%が特に多い。
会社が行っている残業の削減対策は「実労働時間の把握」
「残業の削減対策として会社でどのような取り組みがされているか」を聞くと、「実労働時間の把握」40.8%、「休日労働した場合の代休の付与」31.5%、「ノー残業デー、プレミアムフライデー等の導入」21.9%など、さまざまな手法が上位となった。
一方社員側に「早く帰宅できるように実践していること」を聞くと、「仕事の優先順位をつける」55.3%、「スケジュール管理を徹底する」33.6%、「できない仕事は断る」21.4%などの自己管理が上位となった。
ただし、残業規制などに対してどのように感じているかを聞くと、「仕事とプライベートのメリハリがつく」66.1%、「時間管理の意識が高まる」62.8%、「家族や友人が安心する」60.3%などの肯定的な反応だけでなく、「残業しないとやる気がないように思われそう」59.5%、「企業としての競争力が損なわれる」59.3%、「社員の成長スピードが落ちる」54.9%といった否定的な意見もZ世代から多くあがった。
最後に「古いと思う、仕事に関する価値観」について聞くと、「上司より先に帰ってはいけないという暗黙のルール」82.8%が圧倒的に多く、「新人は誰よりも早く来て、誰よりも遅く帰る」79.9%、「残業時間は長い人ほど頑張っている」71.7%など、“タイパ”を重視するZ世代らしく、勤務時間に関するものが票を集めた。
調査概要
- 【調査対象】知的サービス業に従事する18歳~29歳のZ世代男女
- 【調査方法】インターネットによるアンケート調査
- 【調査時期】2023年3月17日~24日
- 【有効回答数】906人
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