ソノリテは、職場における「コミュニケーションの取りにくさ」に関する調査結果を発表した。20代~30代前半で部下の立場にある人が対象で、上司・同僚とのコミュニケーションに課題を感じている人の割合、社内コミュニケーション活性化のための取り組みなどについて調査した内容。
雑談や飲み会より「コミュニケーションツール」がカギ
まず「上司と上手くコミュニケーションを取れていると思いますか?」と聞くと、「とてもそう思う」13.6%、「ある程度そう思う」62.0%で肯定派が多数だが、「あまりそう思わない」19.9%、「まったくそう思わない」4.5%も一定数存在。上司の年代別では30代前半が特に多く、自身と同年代ほどかえってコミュニケーションが難しいようだ。
あわせて「同僚と上手くコミュニケーションを取れていると思いますか?」を聞くと、「とてもそう思う」18.6%、「ある程度そう思う」64.4%で上司よりはやや良好な関係を築いている。否定的な170人に「コミュニケーションを取りにくいと感じる要因は何ですか?」を聞くと、「共通の話題がないから」37.2%が最多で、「向こうから話しかけてくることがないから」25.7%、「年齢差が大きく会話がかみ合わないため」24.7%が続いた。
そこで「社員間コミュニケーションについて企業全体で取り組んでいること」を聞くと、「コミュニケーションツールを使っている(チャット/社内SNS/仮想空間オフィス/コラボレーションツールなど)」31.6%が最多で、「ミーティングスペースを設けている」23.9%、「フリーアドレス制にしている(好きな席に座って作業できるワークスタイル)」22.6%が続いた。コミュニケーションツールは「一番効果があったもの」でもトップだ。
最後にコミュニケーション活性化の施策として「会社に実施してほしいこと」を聞くと、「社内に食堂やカフェ、バーなどを設ける」25.0%が多く、「フリーアドレス制」12.9%、「コミュニケーションツールの導入(チャット/社内SNS/仮想空間オフィス/コラボレーションツールなど)」9.8%を大きく上回った。リアルかつカジュアルなコミュニケーションがコロナ禍以降の職場交流ではポイントとなりそうだ。
調査概要
- 【調査対象】20代~30代前半の従業員(管理職以外)のオフィスワーカー(ホワイトカラー、リモート勤務含む)
- 【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
- 【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
- 【調査時期】2023年12月15日~16日
- 【有効回答数】1,003人
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