「公衆電話の利用方法を知らない」10・20代では約3割、都道府県別で最も高かった県は?【ドコモ モバ研調べ】

家に固定電話がある人ほど公衆電話の利用方法を知っている割合が高い。

NTTドコモ モバイル社会研究所は、「公衆電話」に関する調査結果を発表した。15~79歳男女10,355人が回答している。

2024年3月時点での第一種公衆電話機(施設内の24時間使える公衆電話など)の設置台数はNTT東日本が45,878台、NTT西日本が40,144台。両社が任意で展開している第二種公衆電話(24時間使えない公衆電話など)を合わせると10万台を超えるが、携帯電話・スマートフォンの普及を受け公衆電話・電話ボックスは毎年削減が進んでいる。なお災害時用公衆電話(特設公衆電話)は事前設置が拡大しており、すでに50,860台が設置されている。

若年層を中心に「公衆電話の使い方を知らない人」が存在

まず「公衆電話の利用方法を知っているか」を聞くと、「知っている」70%、「ある程度知っている」18%とほぼ9割が知っていたが、「あまり知らない」7%、「知らない」5%も存在した。

公衆電話の利用方法を知っているか(%)n=10,355

年代別で見ると、スマホネイティブ世代の10代は「あまり知らない」19%、「知らない」9%、20台「あまり知らない」18%、「知らない」13%とやや高い。社会人でもある30代以降は「知っている」「ある程度知っている」が8割を超える。

公衆電話の利用方法を知っているか(年代別)

青年(15~24歳)、壮年(25~44歳)、中年(45~64歳)、高年(65~79歳)の4グループにわけて家族構成別で見ると、15~24歳の世代にのみ偏りが見られた。具体的に「3世代同居(主に祖父母と同居)」では知っている割合が78%と高くなったが、「一人暮らし」だと66%と低調になった。

15~24歳・家族構成と公衆電話の利用方法を知っているか

また4世代別で見ると、家に固定電話がある人ほど公衆電話の利用方法を知っている割合が高い傾向が見られた。

固定電話の所有と公衆電話の利用方法を知っているか

最後に都道府県別で見ると、公衆電話の利用方法を知っているのは「秋田県」が94%で最も高く、「和歌山県」が81%で最も低かった。

公衆電話の利用方法を知っているか(都道府県別)

調査概要

  • 【調査対象】全国15~79歳男女
  • 【調査方法】Webアンケート
  • 【調査時期】2024年11月
  • 【有効回答数】10,355
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