2026年卒大学生、「結婚後の共働き希望」が70%超えの過去最高を記録【マイナビ調べ】

学生も、日常生活における物価高騰の影響・経済的な不安を日々感じている。

マイナビは、「マイナビ2026年卒大学生のライフスタイル調査」の結果を発表した。2026年卒業予定の全国の大学生・大学院生1,633人が回答している。

「子供は欲しくない」と考える大学生は17.7%

まず「結婚後も共働きを希望するか」を聞くと、8年連続で増加を見せ、全体で72.1%(前年比2.1pt増)が「はい」と回答。過去最高を更新した。男女別では、男子は67.5%(前年比3.4pt増)、女子は77.9%(前年比4.4pt増)で、ともに前年を上回る。

そこで「共働きを希望する理由」を聞くと、「一方の収入だけでは生活できないから」16.6%が3年連続増で最多。「仕事でキャリアを積みたい(出世したい)から」13.5%も増加傾向にある。一方で「それぞれ自分の仕事を持っていることが自然だと思うから」13.2%は減少傾向を見せている。

次に「自身の理想の将来の暮らし方」を聞くと、「愛する人と結婚」という人たちが計66.7で最多。「結婚しない」13.3%、「婚姻関係にこだわらない」11.9%を大きく上回っている。

また「子育てに関する考え」を聞くと、前年同様「育児休業を取って子育てしたい」57.1%が特に多く、「今のところあまり子供は欲しくない」17.7%を上回る。なお「子供が欲しくない理由」では、「うまく育てられる自信がない」60.8%、「経済的に不安」54.5%といった声があがる。

「昨今の物価高」については、「物価上昇の影響を感じる」85.7%で、前年より5.3pt増。具体的には「食費が上がった」56.0%、「学食・生協の値段が上がった」32.6%、「家賃が上がった」7.0%といった意見が上位だった。特に一人暮らしの学生は影響が顕著で、いずれの項目でも全体数値を超える。

最近、若年層を中心にMBTIなどの性格診断テストが流行している。そこで2026年卒大学生に「性格診断テストの診断結果を日ごろどのように使っているか」を聞くと、「自分の性格を知るため」60.4%が特に多く、「他人や家族の性格を知るため」16.5%に大きく差をつけている。「自分にあった仕事・適職を考える参考」は14.4%で、「就活のための自己分析で活用した。診断結果のキーワードを自分軸として利用している」「自分の適性に合った職業を知ることで、企業選びやインターンシップの選択が簡単になった」などの声があがった。

調査概要

  • 【調査対象】2026年3月卒業見込みの全国の大学生・大学院生
  • 【調査方法】マイナビ2026の会員に対するWebアンケート
  • 【調査時期】2024年11月28日~12月25日
  • 【有効回答数】1,633名(文系男子217名 文系女子820名 理系男子249名 理系女子347名)
この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

今日の用語

テレワーク
テレワークは、情報通信技術を使い、自社オフィス以外の自宅やコワーキングスペース等 ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]