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HCD-Netセミナーin名古屋2012 (第1回)」 からご覧ください。
HCD-Netはものづくりをする技術者に対して、人間中心設計(Human-Centered Design, HCD)
やユーザビリティの考え方を普及啓蒙することを目的として活動しています。ユーザーの
「利用品質」の観点から、ものづくりの活性化と製品やサービスの競争力強化に寄与することを
目指しています。
このたび、自動車産業をはじめ、ものづくりの中心的役割を担っている名古屋にて、
Web技術者などを対象として、HCDに関するセミナーを実施いたします。
HCDを理解し、実務に役立てて頂き、使いにくい物/サービスを提供しない人材を
育てることを目標としていますので、できるだけ「勉強会」的な雰囲気を
出したいと考えています。
このため、原則として土曜日の午後にワークショップ形式のセミナーを5~6回連続して
実施する予定です。第2回目以降には、ストーリーテリングやIAシンキングなどを題材とした
ワークショップを予定していますが、参加者の皆様の要望を取り入れる形で柔軟な構成の
連続セミナーとしていきます。
経済不況のいまだからこそ、ユーザーを真剣に考えたしっかりとした利用品質への取り組みで
ものづくりを見直すことが重要となります。本セミナーがその一助となることを期待します。
皆様のご参加をお待ちしています。
■日時:2012年4月28 日(土)13:20~20:00 (13:00 受け付け開始)
■第1部 セミナー(13:30~17:00) ○場所:ウインクあいち(愛知県産業労働センター) 1006小会議室 変更されましたご注意ください。
http://www.winc-aichi.jp/conference/(JR・地下鉄・名鉄・近鉄)名古屋駅より ◎JR名古屋駅桜通口からミッドランドスクエア方面 徒歩5分 ◎ユニモール地下街 5番出口 徒歩2分
■第2部 懇親会(17:40~20:00)(希望者のみ) ○名古屋駅周辺:場所未定 ○懇親会参加費: 3,500円程度
■参加費:
HCD-Net会員: 3,000円、学生会員: 1,000円
一般: 5,000円、一般学生:1,000円
■定員:30名(先着順)
■プログラム:
1.「HCD概論(HCDの基本概念、ペルソナ、ユーザビリティの考え方など)」 小林 正氏 (愛知工業大学情報科学部)
2.「HCDにおける視覚化手法について」・ミニ・ワークショップ
『スパゲッティ・キャンチレバー』」 浅野 智 氏 (横浜デジタルアーツ専門学校)
3.「HCDにおける視覚化手法について」・講義(プロトタイピング、アクティングアウトなど) 浅野 智 氏 (横浜デジタルアーツ専門学校)
4. 懇親会(17:40 ~ 20:00)(希望者のみ)
■参加申込方法:
タイトルを「セミナーin名古屋①」として
以下の内容を
hcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。
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氏名:
所属:
電話番号:
メールアドレス:
会員種別:正会員/賛助会員/学生会員/一般/一般学生
懇親会:出席・欠席
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今まで名古屋地区では、HCD-Net の教育セミナーを年に1回程度、平日の夜に開催していましたが、今年からは体系的に学べるセミナーを目指して、年に複数回、できれば何ヶ月か連続してワークショップ形式の教育セミナーの実施を試みることにしました。この名古屋における連続セミナーの企画は浅野先生のアドバイスを受けて、HCDの習得を目指すWeb系の人も集まりやすいように開催日を土曜日の午後にしてスタートしました。
まず第1回目は、部屋の収容人数ぎりぎりの40名の参加者にお集まり頂いて、2012年4月28日に名古屋駅近くにあるウインクあいちで開催しました。開催日の数日前に会議室を変更するというトラブルがあり、混乱の幕開けが予想されましたが、意外にも全く混乱がなくスムーズな滑り出しを見せてホッとしました。
はじめに小林から参加者の皆さんの知識の整理も兼ねて、HCD概論と題して、HCD習得の5段階アプローチ(認知段階、原理・原則段階、知識・調査段階、デザイン段階、提供・使用段階)を解説しました。今回は広く浅くいろんな話題を提供しましたが、ちょっと盛りだくさんすぎたと反省しています。今後はテーマを絞って何か1つを身につけて帰ってもらえるようなHCD概論を目指していきたいと考えています。この後、名古屋地区の皆さんに対して UX Book Club Nagoya(原書の輪講会のようなもの)の立ち上げを提案させて頂きました。この活動は Rosenfeld Media Booksの既刊8冊に加え、これから刊行予定の15冊をすべて読破することを目標に掲げて6月以降にスタートします。
続いて浅野先生のワークショップ「スパゲッティ・キャンチレバー」が行われました。これはスタンフォード大学のブートキャンプネタで、20本のスパゲッティをセロテープとタコ糸2mで、いかに机から水平方向に床につかず伸ばせるかを競うものです。今回は部屋が狭く、時間が無かったため本来は2名一組のところを3名一組で行いました。設計図は描かないで、口頭だけのコミュニケーションで進めるスタイルのこのワークショップでは、参加者の皆さんは作業とリフレクションの繰り返しによるアイディア創出、最初のコンセプトを捨てる勇気、語るよりも手作業によるコミュニケーション・スタイルを学ぶことができたと思います。
最後に、再び浅野先生から「HCDにおける視覚化手法について」の講義が行われました。サービスデザイン、ユーザビリティからUXへ、アクティングアウト、ペーパープロトタイピング、アドバンスデザインの各項目について、豊富な事例に裏打ちされポイントを押さえたわかりやすい解説が行われました。
今回は第1回目の名古屋セミナーでしたが、参加者の皆さんがあまりにも熱心であったため、本来は予定になかった5月にも追加でワークショップを開催することにしました。5月26日(土)の午後に愛知工業大学自由が丘キャンパスにて「オブザベーション」のワークショップを開催します。
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