Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。
Googleアナリティクスとは/衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座出力データの表示例を見てみよう
出力データの表示例を見てみよう
[トラフィック]>[参照元]>[すべてのトラフィック]レポートを
エクスポートしてExcelで表示した場合
たとえば、[トラフィック]>[参照元]>[すべてのトラフィック]レポートで、
- 上部の折れ線グラフでは「訪問数」と「訪問別ページビュー」の2つの指標を選択(図3赤枠部分)
- 集計対象期間は「日別」を表示(図3青枠部分)
- 下部のデータ一覧データ表示部は25行表示(図4赤枠部分)
のように表示しているとしよう。
- ページ上部のオレンジ色のメインメニューで[標準レポート]をクリックする。
- 画面の左側にあるメニューで、[トラフィック]をクリックする。
- メニューが開くので、[参照元]をクリックし、開いたメニューから[すべてのトラフィック]をクリックする。
- グラフ上部左側にある[訪問数▼ 対]の右にある[指標を選択]をクリックし、表示されるリストの[利用状況]にある[訪問別ページビュー]をクリックする。
- ページ下部のデータ表の右下にある[表示する行数]の右の[10▼]をクリックして「25」を選ぶ。
以上のような設定にしておいて、TSV 形式(Excel)でエクスポートしたデータを、Excelで読み込んで表示してみたのが図5だ。
まず一覧表示部のデータが表示行数分(ここでは25行分)出力され(図5赤枠部分)、その下にサイト全体の各指標データ(図5青枠部分)が続き、最後にグラフ表示部で指定した2つの指標が日別に出力されている(図5緑枠部分)。
[ユーザー]>[サマリー]レポートを
エクスポートしてExcelで表示した場合
また[ユーザー]>[サマリー]レポート(図6)のように、レポート上部に折れ線グラフと主要指標の表示しかないようなレポートだと、一覧表示データがないので、ここからエクスポートしたデータには前出の図5赤枠部分が含まれない。
また、ここでは集計対象期間に「時間別」を選択(図6青枠部分)しているが、この場合は10月1日の0時~23時、続いて10月2日の0時~23時という順番で、168個(7日×24時間分)の訪問数(図6赤枠部分)がダウンロードデータとして出力される。
ただしこの場合、ダウンロードしたデータには、「10月1日の0時台」…「10月7日23時台」といった丁寧なラベルは付いておらず、0から167という連番が振られているだけだ(図7赤枠部分)。
出力されるデータの件数は、たとえばデータ一覧表示部の表示行数を「50」と指定していれば、どのファイル形式でも画面表示行数のとおり(つまり50件)のファイルが出力される。この表示行数の最大値は500件となっている。そのため通常は一度にダウンロードできる件数は500件ということになる。
もし、500件を超えるデータを一度にダウンロードしたい場合には裏技を使おう。それは前回の「最大表示行数500件を超えるデータをGoogleアナリティクスで一気に表示する方法[第30回]」で説明したので、そちらを参照してほしい。
筆者の『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』が発行されました。
筆者が講義を行うGoogle アナリティクス徹底講座も、定期的に開催しています。 → Google アナリティクス ゼミナール
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