サイトリンク検索ボックスが不要なら非表示にできる
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サイトリンク検索ボックスが不要なら非表示にできる
新たに追加されたmetaタグを使う ( Google Developers)
新しいサイトリンク検索ボックスにある落とし穴を前回ピックアップした。このなかで筆者は次のように書いた。
サイトリンク検索ボックスを表示するかどうかはアルゴリズムによって自動化されているため、表示させないようにすることはまず不可能だ。
しかし、もう不可能ではなくなったようだ。
サイトリンク検索ボックスの表示を拒否するmetaタグをグーグルが公開したからだ。
グーグルの検索結果ページにサイトリンクとして表示されるサイト内検索ボックスを表示しないようにするには、サイトのトップページに次のmetaタグを記述する。
<meta name="google" content="nositelinkssearchbox">
あなたのサイトがXHTMLならば、閉じタグの前に「/」を付けるのが文法的に正しい。
<meta name="google" content="nositelinkssearchbox" />
新しいサイトリンク検索ボックスを検索結果に表示させたくなければ、利用するといい。
なおmetaタグのヘルプにもこのタグの説明が追加されている。
新gTLDで評価が高くなることは一切ない
ドメイン名よりも大切なことがある (ジョン・ミューラー on Google+)
グーグルのジョン・ミューラー氏は、2年半以上前のマット・カッツ氏によるGoogle+の投稿を引用して、次のようにあらためて伝えた。
新たに追加されたトップレベルドメイン(以下、TLD)が検索順位にプラスに働くことはない。
400種類以上にものぼるという新gTLDに限らず、.comや.eduであろうが、ドメイン名そのものが要因となってサイトの評価が高くなったり低くなったりすることは、ない。昔からそうだ。
ミューラー氏は続けて補足している。
特定の地域や国と標準状態では新しいTLDは結び付けられていない。ウェブマスターツールの地域ターゲット(現在はインターナショナル ターゲティング)で指定できる。
gTLD(ジェネリックトップレベルドメイン名)として新TLDが扱われることは、以前にこのコーナーでも紹介している。
ミューラー氏は次のように締めくくっている。
古くからあるドメイン名であろうが、新しいドメイン名であろうが、自分が気に入ったものを選んで長く運用することを勧める。
サイトの移転が以前よりは簡単にできるようになったとはいえ、やはり手間がかかることに変わりはない。
そうしたことよりも、サイトを最高にすばらしいものにするようなことに時間を使った方がいい。なぜなら最高にすばらしいサイトを検索エンジンは検索結果に出そうとしているのだから。
ドメイン名にこだわるよりも、ユーザーの役に立つコンテンツ、ユーザーを満足させる体験を提供できることにフォーカスしよう。
スマホ向けサイトでコンテンツを隠すとスパムになるのか?
注意点はあるが、だます意図がなければ大丈夫 (WebmasterWorld)
レスポンシブ・ウェブデザインでモバイル向けサイトを提供している。スマートフォンからアクセスしたときには、一部のコンテンツをCSSで非表示にしている。
このCSSが、隠しコンテンツのようなスパム行為だとしてグーグルにみなされしまう心配はないだろうか。
このような質問がWebmasterWorldフォーラムに投稿された。
フォーラムメンバーからはいくつも返信がついている。なかには、相反するアドバイスもある。
筆者の見解も加えてまとめると、次のようになる。
基本的には問題ない。レスポンシブ・ウェブデザインにおいて、スマホからアクセスしたときに一部のコンテンツ、たとえばメニューやバナー広告を非表示にするのは普通に行われていることだ。グーグルはそうした設定を認識しているし、自分たちも使っている。
そのページで重要なコンテンツをユーザーに見えなくしたり、検索エンジンをだます意図がなかったりしなければ、隠しコンテンツだとしてガイドライン違反に問われることはないだろう。
また、モバイル向けGooglebotに対して、一般のモバイルユーザーと同じコンテンツを見せておけば、クローキングにもならない。
ただし、表示に利用されるCSSやJavaScriptなどのリソースはrobots.txtでブロックせずに、グーグルに自由にアクセスさせなければならない。日本語記事でピックアップしたとおりだ。どのようにレンダリングされるのかをグーグルに隠さずに明かしておくのが安全だ。
フォーラムを高品質サイトに保つ方法
質が低い投稿をインデックスさせない (Google Webmaster Central office-hours)
英語版ウェブマスター オフィスアワーで、グーグルのジョン・ミューラー氏がフォーラムサイトの品質の保ち方をアドバイスした。
フォーラムでは、有益なディスカッションがある一方で、役に立たず質が低いと言わざるをえない投稿があることも多い。
質が高いコンテンツと質が低いコンテンツが混在していると、全体としての質をグーグルが判断することが困難になる。「悪くはないけど、すばらしいというほどではないね」という最終的な評価に落ち着いてしまうことだってあり得る。
フォーラムでは、質が高いコンテンツだけをインデックスさせる仕組みを持つべきだ。
たとえば次のような条件の投稿にはnoindex meta タグを標準で付けるようにするといい。
- 新しいユーザーがフォーラムに初めて書き込んだ投稿
- 何も回答が付いていない投稿
- 信頼できる回答がない投稿
質が低い投稿が存在していたとしても、グーグルにインデックスさせない、すなわち検索結果に出ないように処理しておけば、グーグルはそのサイトの評価を下げることはない。ミューラー氏はその手段を説明したのだ。
フォーラムに限らず、質が低そうなページに自動的にnoindexを付ける方法はほとんどのUGCサイト(ユーザーがコンテンツを作れるサイト)で有効だ。レビューサイトならレビューがないページに使える。またUGCサイトでなくても、ECサイトで、商品が数個しかないカテゴリページに適用することもできる。
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