メールアラートを活用してSEOに役立てる8つのやり方(後編)
ウェブに公開されるさまざまな情報を知らせるメールアラートを設定しておくと、SEOのためのリンクビルディングのチャンスを獲得できるとともに、マーケターとして行うべき仕事を思い出すリマインダーとしても役立てられる。
そうしたメールアラートを解説この記事は、前後編の2回に分けてお届けしている。今回は、前編で紹介できなかった残り5種類のメールアラートを見ていこう。(まず前編を読んでおく)
#4: 自分に関連する分野のトピックについて、競合やニュースサイトが制作したコンテンツを見る
たとえば、Rover.comの場合はちょっとユニークで、こんな風に思っているかもしれない。
Humane Societyは、2~3か月に1度は犬の世話を話題にしているようだ。だから、この話が出たら必ず確認したいので、とりあえずリマインドを設定したい。
でも、ブログ全体を購読して掲載されるすべての記事が読みたいわけではない。話題が自分に関連するトピックのときだけ、チェックしたい。
それなら、「"dog sitting" site:humanesociety.org」のようにアラートを設定したらいい。完璧だ。
これで、コンテンツのアイデアが得られる。アウトリーチの機会やリンクビルディングの機会、キーワードの機会だってあるだろう。最高だ。
#5: 特定の地域から張られているリンクを見る
たとえば、PetSitters.orgが世界的に進出するだろうと僕が考えたとしよう。実際にはまだ英国支店をオープンさせたばかりで、まだ実際に世界に広げたわけではではないが、すでに世界進出したと仮定してみる。
その場合、英国からPetSitters.orgにリンクしているすべての人をチェックするために、「rd:petsitters.org tld:.co.uk」のようなアラートを使うといい。
PetSitters.orgが英国進出したばかりだというのはわかっているので、これからリンクする人も含めて全員をターゲットにすることができる。
#6: 自分や自分のサイトにリンクしている
これは、2つの理由からきわめて重要だ。
1つは、新しいリンクがいつ、どこから来るかといったことを知るためで、それが確認できれば実に都合がいい。そういったリンクをたどれば、自分について何が話されているかがわかる場合もある。素敵じゃないか。
もう1つの理由、僕が特に気に入っている理由でもあるんだが、多くの場合はTwitterを通じて、こうした人々にお礼を言ったり、ソーシャルメディア上でプロモーションしたりできるからだ。
まじめな話、もしだれかがRoverについて何かうれしいことを言ってくれて、僕にリンクしてくれて、それがもし第三者のニュースソースやブロガーか何かだったら、僕としてはぜひその発言を自分のオーディエンスと共有したい。そうすれば、僕のことを思い出してもらえるし、その発言は、信頼できる外部の声であるだれかからの、すばらしいプロモーションコンテンツでもあるからだ。実にありがたい。
ちなみに、自分のビジネスに対する推薦の言葉やメディアでの言及を見つけるのにきわめて有効な手段でもある。見つけたら、自分のサイトやコンバージョンファネルに追加しておくといいかもしれない(もちろん、発言者にお礼を言ったうえで許可を得てからね)。
#7: 自分のビジネスに関連のあるトピックについて書いているブログを見つける
これは、とてもうまいやり方だ。
これらのアラートシステムのほとんどは、アラートのチェック対象にURLも考慮している。つまり、もし「blog.example.com」や「example.com/blog/***」のようなURLを持っている人がいれば、「blog "dog sitter"」などで検索できる。
さらに、「site:wordpress.com」や「site:blogspot.com」などを追加すれば、さらに多くのアラートが得られて、君のトピックやキーワードなどについて書いているブログが表示される。とてもうまいやり方だ。
これは、トピックの領域がかなり広範な場合に、僕が特に気に入っている方法だ。
キーワードでも得られる結果がそう多くなければ、すべてが表示されるアラートをオンにしておけばいい。だが、犬の世話などはそうだと思われるが、トピック領域がかなり広い場合には、本当に気になるブログや、気になる種類のサイトに対象を絞り込むべきだろう。
#8: 自分が対抗できるリソース/データや、自分の方が優れたバージョンを提供できるリソース/データにリンクしている
これは僕がリンクビルディング戦略として気に入っているもので、折にふれて使うつもりだ。いつもというわけではないが、キャンペーン中の適切な時期には考慮したい。
どういうものかというと、ウェブ上で収集されたリソースやデータへのリンクに対して、僕がそれに対抗できるデータを持っていたり、より優れたバージョンを提供したりできるようなケースだ。
例を挙げると、だれかが犬の世話に関するウィキペディアのページや、あるいは商工会議所のようなところの統計ページなどにリンクしていて、僕がそれより優れたデータを持っているとする。
というのも僕は、犬を飼っている人やペットの世話について調査をしたことがあって、そういったデータを収集したことがあるからだ。だから僕はウィキペディアや他のリソースよりもっと最近の、もっと新しくて、もっと役に立つデータを持っている。
こういう場合、アラートを設定しておけば、そういうデータを欲しがっている人たちにリーチできる。これは最高だ。そういう人たちが見つかったら、アウトリーチの対象となる格好のリンクターゲットであることが多い。だから、そういった特定のリソースや、人々がなぜそれらにリンクするのか、だれにリンクするのかをチェックすれば、とにかくたくさんの機会が得られる。
そういうわけで、君が実際にこれらのアラートを設定して、毎日でも毎週でも、こういったことを基にSEOを改善できるよう願っている。
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