学習コース情報構造化データ: 授業やレッスン情報の新たな提示方法
グーグル検索SEO情報②
学習コース情報構造化データ: 授業やレッスン情報の新たな提示方法
検索結果で学習者にアピール (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報
学習コース情報(教育プログラムやレッスンのカリキュラム)を検索結果に提示する新しい方法を、グーグルが採用した。
グーグルは数年前から、「コースリスト」の構造化データ(「Course」と呼ばれていた)をサポートしてきた。このデータは学習コースの基本的な情報を指定するもので、これまでも学習コース名・説明・提供社名などの構造化データを提示できた。しかし、学習コースの詳細情報までは提供できなかった。
新しい「コース情報」構造化データは、もっと具体的な学習コースの詳細情報を検索結果に提示できる。たとえば次のような情報だ:
- 価格
- 難易度
- 評価
- コース時間
学習者にとっては、グーグル検索でより多くの情報を確認し、自分に合ったコースを簡単に見つけることができるようになる。学習コースを提供している側は、自身のコースをよりアピールして検索結果での注目度を向上させることができる。
何かを学ぶ授業やレッスンを提供しているなら、新しいコース情報構造化データを試してみるといい。詳しい実装方法は検索セントラルの技術ドキュメントで説明している。
構造化データを正しく実装できているかどうかはリッチリザルトテストで確認できる。実装後の状況はSearch Consoleのレポートで確認できる。
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グーグル検索のアップデートでよくある質問とその答え
SEOレベルを上げるなら知っておきたい (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報
2023年11月のコア アップデートを11月2日(太平洋時間)にグーグルが実施した(同11月28日に展開完了)。
展開開始のアナウンスと同時に、検索システムの更新に関する Q&Aをグーグルが公開した。次の質問に回答している:
- ランキング システムと更新の違いについて
- Google が更新を実施する理由
- 近年の更新頻度について
- 更新が実施された場合の対応
- 更新後にトラフィックが減少した場合は、スパム行為に該当するとみなされたのか
- 公開される更新について
- 重要な更新が重複することがある理由
- ホリデー・ショッピング・シーズン中に更新が実施されることがあるか
- 更新によって状況が実際に改善されるかどうかを確認する方法
知らなくてもサイト運営に大きな支障はないだろうが、SEOに取り組むうえでは知っておいて損はない情報だ。目を通しておこう。
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グーグル、クロール頻度制限ツールを2024年早々に廃止
もはや不要との判断 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報
クロール頻度制限ツールを2024年1月8日に廃止するとグーグルが発表した。
グーグルによる自動クロール頻度管理の改善と、パブリッシャーが利用できる他のツールの充実により、このツールはもはや不要と判断したことが理由だ。また、クロール頻度制限ツールは効果が出るのが非常に遅く、サイト所有者が使用することはほとんどなかったというのも理由に含まれる(そもそも現在のSearch Consoleから通常の動線がなくなっているのだから、利用されなくても何の不思議もないが)。
Googlebotは、ウェブサイトのホストサーバーがHTTPリクエストに対して返すレスポンスに基づいてクロール速度を調整する。たとえば、サーバーがHTTP 500ステータスコードを頻繁に返したり、レスポンス時間が長かったりする場合は、Googlebotはそのサイトへのクロール速度を自動的に遅くする。
ただし、このツール廃止後もSearch Consoleの「クロールの統計情報」は確認できるはずだ([設定]>[クロールの統計情報])。
また、グーグルがあまりにも高頻度でクロールしてサーバーの負荷が高くなりすぎる場合は、こちらのドキュメントを参照して対処できる。
- クロール頻度制限ツールを使っている人用(ふつうの人は気にしなくていい)
【悲報……ではない】モバイルフレンドリーテスト終了のお知らせ
お世話になりました (Google Search Central on X) 海外情報
グーグルは、モバイルフレンドリー(スマホ対応)に関係する次のレポートとツールを終了した:
- Search Consoleのモバイルユーザビリティ レポート
- モバイルフレンドリー テスト ツール
- モバイルフレンドリー テスト API
廃止は、今年の5月に事前告知していたものだ。スマホ対応が当たり前になった昨今では必要性が薄れたことが理由だ。かつては重宝したが、今となっては使えなくなっても特に困ることはないだろう。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
Bard 活用方法トップ10: 1位は「事実に関する調べもの」
Bardの使い道を広げるヒントになる (グーグル ジャパン ブログ) 国内情報
グーグルは、2023年11月15日までの日本国内における、会話生成型AI「Bard」のトップ10の使い方を発表した。
ランキング トップ10は次のとおりだ:
- 事実に関する調べもの
- 専門的なトピックの相談
- プログラミング
- 翻訳
- 文章の編集
- 雑談・おしゃべり
- 新たな見解を得る
- 要点をまとめる
- 言葉を調べる
- 文章を完成させる
注目点を簡潔にまとめる。
情報収集
日本のユーザーがBardに最もよく求めたのは、事実、専門的アドバイス、単語の意味など、さまざまなトピックに関する情報収集だった。
元記事では、Bardに質問をより効果的に投げかけ、より正確な答えを得るためのヒントを提供している。
技術的・クリエイティブなタスク
Bardは、「プログラミング」や「翻訳」などの技術的なタスクだけでなく、「編集」や「文の補完」といったクリエイティブなタスクにも利用されている。
元記事では、ビジネスメールやプレゼンテーションなどのさまざまな文体での執筆をBardがサポートする様子を紹介している。
カジュアルかつ娯楽目的
Bardは次のような、日常的な用途や娯楽目的でも利用されている:
- チャット
- 新しい視点の獲得
- 要約
元記事では、Bardがユーザーとどのように対話し、興味深く多様なレスポンスを提供するかを例示している。また、次のようなBardの拡張機能も紹介している:
- 回答の長さやトーンを変える機能
- Googleレンズで写真を使って質問する機能
英語ランキングとの比較
元記事は、日本語ランキングと、英語の質問に基づいたグローバルランキングを比較している。英語圏のユーザーは、プログラミング、編集、要約などの技術的・クリエイティブなタスクにBardをより活用しているようだ。
ランキング発表からは、Bardが日本国内で幅広く活用されており、ユーザーが日々の生活のさまざまな場面でBardの力を借りていることがわかる。他人の使い方は、Bardの活用法を広げるヒントになりそうだ
- 生成AI利用がんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
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