博報堂DY、70代のメディア接触と生活意識・消費行動に関する調査で、70代はメディアを使い分け、生活の充実に意欲的
広告事業の博報堂DYメディアパートナーズ、メディア環境研究所は、東京の70代のメディア接触と生活意識・消費行動に関する調査を実施。7月2日、調査結果を発表した。その結果、70代はメディア接触に積極的で、マスメディアの接触時間が長く、PCや携帯などデジタルメディアも活用していることが分かった。また、周囲から実年齢よりも若く見られ、自分自身もそう感じている70代は、生活の充実に意欲を持ち、消費も活発だった。全人口の1割以上を占める70代の姿を通して、これからのシニア生活のあり方とマーケットの可能性が見えてきた。調査は2012年10月10~28日に、70~79歳の首都圏に住む男女に対し、郵送調査で実施。有効回答数は227だった。
70代の1日のメディア接触時間は6時間40分で、特にマスメディアによく接触している。テレビは見たい番組を計画的にリアルタイムで、ラジオは1人でリラックスしながら、新聞は世の中の動きを知る情報源としてなど、生活リズムやシーンに合わせて使い分けていた。マスメディアとの接触が多い一方、デジタルも活用しており、PCインターネットは35.6%、男性は43.4%が利用していた。ネットショッピングの利用経験も16.7%あり、携帯での通話は69.9%、メールは47.9%が利用していた。日常生活に関する希望と現状について「精神的に満ち足りた生活を送りたい」が92.8%、「夢や目標をもった日常生活を送りたい」が87%と、70代の生活充実意欲は高いことが分かった。家族や親戚以外が「おじいさん、おばあさん」と呼ぶことに違和感を感じる人は49.5%と、直接的に年齢を感じる言葉には抵抗があるようだった。実年齢より「若く見られる」と答えた人は75.3%近くおり、「自分が若いと感じている」人は62.1%だった。実年齢と比べどれくらい若く見られるか、若いと感じているかについての質問は、どちらも「10歳くらい」と答えた人が3割前後と、実年齢よりもかなり若いことが分かった。
博報堂DYメディアパートナーズ
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