ECにおける消費購買行動モデル「AFLAR(アフラー)モデルと10の消費行動」を、ネットショップ運営支援のネットショップ総研が7月31日に発表した。
「AFLARモデルと10の消費行動」は、同社研究組織「センターラボチーム」が2010年に提唱したもの。今回、検証結果をもとに、多様化した現在のEC市場環境における一定の普遍性を有するフレームワークとして、多くのEC事業者が活用できるものとして考え、正式に発表した。
AFLARモデルと10の消費行動 ※かっこ内が10の消費行動
- 認知:Attension (Attention)
- 感情:Feeling (Interest/Search/Desire)
- 検証:Logical (Compare/Consideration/Confidence)
- 行動:Action (Action)
- 取得:Relationship (Exciting/Share)
AFLARモデルの特徴は、インターネット時代の消費行動プロセスとして提唱されている「AISAS」と比較して、各プロセスを細分化構造(AISDC3AES アイスドシースリーエース)に体系化した点と、プロセスに検証段階が加わった点にある。
検証段階は「比較・検討・確証」という3つの要素に分け、これをC3(シースリー)と体系化。オフラインでのショールーミング化はこの段階に発生することを示唆。さらに、今後の予想されるSNS普及の鈍化にともない、「共有」要素も鈍化するとの考えから「感動」を経由しなければ「共有」に至らないことも示唆している。
また、全段階を通して「検索」と「共有」段階は主にオンラインだが、それ以外はオフラインも包括した行動モデルに置き換えることが可能で、オムニチャネル時代の消費者購買行動モデルとしても見ることができるという。
ネットショップ総研
http://www.netshop-soken.co.jp/
AFLARモデルと10の消費行動
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