急成長したデジタルブランド、2020年トップは「maidonanews.jp」「biccamera.com」「wish.com」など【SimilarWeb調べ】

国内10業界のトップ10サイト=100ブランドを「Digital 100」として初めて発表。

SimilarWeb Japan(シミラーウェブ)は、急成長しているデジタルブランド(オンラインブランド)のランキング「Digital 100」を公表した。日本における年間ランキング公表は、今回が初。

国内10業界のトップ10を選出、日本は初発表

「Digital 100」は、国以内主要産業のサイト(年間訪問数10万以上)について、デスクトップならびにモバイルデバイスでのサイト総訪問数が、前年比(2019年対2020年)でもっとも大きいサイト100(10の業界カテゴリのトップ10)を、SimilarWebのデータに基づき選出している。

それによると、10の業界カテゴリにおける前年比成長率がもっとも大きかったサイトは、以下の通り。

家電ビッグカメラ(79%増)
ニュースとメディアまいどなニュース(857%増)
リテールとEコーマースwish(2,455%増)
ペットブリーダーナビ(243%増)
金融サービスMoneytree(180%増)
自動車SUBARU(80%増)
フード&ドリンクSAKAE HUNDRED(5,000%増)
アウトドア・レジャー荒ますつり船(511%増)
通信関連iTSCOM(133%増)
物流・配送ハマキュウレックス(149%増)

月間ユニーク訪問者数平均が多い業界を中心に見ると、まず「家電」業界(訪問者数平均540万)は、コロナ禍による外出自粛と巣ごもり消費増でトラフィックが大きく伸び、前年比79%増の成長率で「biccamera.com」がトップとなった。

 

「ニュースとメディア」業界(訪問者数平均1,600万)もコロナ禍でダイレクトトラフィックが増加したが、関西圏の地域情報を主軸とする「maidonanews.jp」が前年比857%増の成長率で1位だった。

 

「リテールとEコーマース」業界(訪問者数平均1,070万)もコロナ禍が押し上げた業界だが、2019年第4四半期に日本市場にデビューし、ユニークな商品を多数扱うとともに、有料検索/ディスプレイ広告に莫大な投資を行った「wish.com」が2,455%増と脅威の成長率を示した。

 

調査概要

  • 【調査対象】国以内主要産業のサイト(年間訪問数10万以上)
  • 【調査方法】デスクトップならびにモバイルデバイスでのサイト総訪問数を2019年と比較
  • 【ランキング】10の業界カテゴリのトップ10=100サイトを選出
※記事初出の時点で固有名詞に誤記があり修正しました(21-03-29 編集部)
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