混乱続くTwitterからの移行先、Mastodon・Discord・mixiを10倍上回った“ホントの移行先”は?【ナイル調べ】

Twitterから他SNSへの移行を検討している人は約3割。最多の理由は「有料化の可能性」。

ナイルは、Twitterの利用状況に関する調査結果を発表した。同社が運営するスマホユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv(アプリヴ)」にて、事前調査4,371人のうち毎日利用する661人、2022年11月以降に退会済み・休眠の334人が回答している。

Twitterから他SNSへの移行を検討している人は約3割

イーロン・マスク氏によるTwitterの買収後(2022年11月)、改革と同時にさまざまな混乱が発生している。こうした状況の下、「Twitterをスマートフォンで毎日利用するか」を全体4,371人聞くと、「毎日利用する」と661人が回答した。この661人に、現在のTwitterに対する満足度を聞くと、「非常に満足」19.5%、「まあまあ満足」61.1%と8割が満足していると回答した。

一方で「Twitter買収後に、他SNSへの移行を検討したことがあるか」を聞くと、「検討したことはない」61.9%が最多。それ以外では「わからない」9.0%のほか、29.1%が検討を行っていたが、内訳は「検討したが、特になにもしていない」「検討している(検討中)」「検討したが、Twitterに戻ってきた」といった人が多く、実際に移行を済ませた人は2%ほどと見られる。

他SNSへの移行を検討したことがある人へ「移行する理由」を聞くと、「サービスが有料化する可能性」28.1%、「サービスが終了する可能性」18.2%、「Twitterクライアントアプリの停止」15.1%などが上位だった。またTwitter社への印象が悪化したことをあげる人も多かった。

同様にTwitterを退会済み・休眠ユーザーに対し理由を聞くと、「フォローしている人が辞めた」25.0%、「サービスが終了する可能性」21.2%、「Twitterクライアントアプリの停止」19.2%が多い。

他SNSへの移行を検討したことがある133人に「移行先の候補」を聞くと、「Instagram」33.8%が圧倒的に多く、「LINE」23.3%、「YouTube」15.8%、「note」6.8%などがそれに続いた。Twitterからの移行先としては、つぶやきを重視する同種ソーシャルメディアとして、「Mastodon(マストドン)」や「Discord」、あるいは「Nostr」「Misskey」、さらには従来プラットフォームとして「mixi」などの名前があがるが、いずれも候補としては3%台にとどまる。Instagramはそれらの10倍の支持を得ている状況だ。

なお「検討したことはない」「検討したが、何もしていない」と回答した696人へ「他SNSへ移行しない理由」を聞くと、「(サービスが)終了すると決まったわけではないから」40.8%が特に多かった。

調査概要

  • 【調査対象】全国の10代~60代以上の男女
  • 【調査方法】インターネット調査(Fastask使用)
  • 【調査時期】2023年2月3日~2月14日
  • 【有効回答数】事前調査4,371人。そのうち毎日利用する661人、2022年11月以降に退会済み・休眠の334人が回答している。
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