「Android」が大文字「A」表記の新ロゴに、「Google」ロゴとのバランスと調和を意識
Googleは、スマートフォンやタブレットなど携帯情報端末向けオペレーティングシステム(OS)の「Android」の新しいロゴマークを9月6日に発表した。長年使ってきた「android」の小文字表記から「A」を大文字にして特有の曲線と個性を加えつつ、「Google」のロゴとのバランスと調和を持たせた。AndroidとGoogleを結びつけ、Android端末とGoogleのアプリやサービスとの関係がより明確になることを狙っている。
前回のロゴ更新時からAndroidのロボットはロゴの一部になり、遊び心を表現したデザインとなっていたが、さらにより個性的な3D立体になった。デジタル環境と現実環境との間をスムーズに移行できるように、ロボットのフルボディの外観も改めた。チャネル、プラットフォーム、コンテクスト(文脈)を問わず多用途に使える。新しいロゴデザインは、今後、端末などより多くの場所で使われる。
Googleアプリのアップデートによる新機能も紹介した。「Googleアシスタント」の新しいスナップショット機能は、AI技術で高精度の天気予報アラートや旅行情報、今後の予定のリマインダーなど役立つ情報をすぐ見られるようホーム画面に表示する。視覚障害者向けAndroidアプリ「Lookout」が日本語で利用できるようになり、端末のカメラと最先端AI技術で周囲の物体や画像、テキストを認識して音声でリアルタイムに伝える。
「Googleウォレット」で日常的に使うカードやチケットを必要な瞬間に簡単に取り出すことができるようになった。GoogleウォレットにバーコードやQRコードがついたカードの画像を読み込むと、ジムや図書館のカードなどをデジタル化できる。カードの画像をアップロードするだけで、Googleウォレットに安全なデジタル版が保存される。
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