自社には「ビジョンがある」と回答した会社員は69.8%、「内容まで理解している」でも4割超【プロジェクトデザイン調べ】

個人のビジョンがある会社員は、パフォーマンスが高い傾向。

プロジェクトデザインは、「個人のビジョン」に関する調査結果を発表した。20代~60代の会社員1,030人が回答している。

個人と会社のビジョンが繋がることで、パフォーマンスが向上

まず「自身が所属する会社にはビジョンがあるか」と聞くと、「ある(内容まで理解している)」41.1%、「ある(内容までは理解していない)」28.7%で、計69.8%が「会社のビジョンがある」と回答した。

これに対して「個人のビジョンがあるか(明確にイメージし言語化できているか)」を聞くと、「できている」7.1%、「ややできている」27.5%と、計34.6%が「個人のビジョン」を持っていた。

さらに、個人のビジョンがあるとした298人に「会社のビジョンとの繋がり」を聞くと、「とても感じている」8.1%、「感じている」47.7%で、計55.8%が繋がりを感じていた。これは回答者全体の16.1%にあたる。

「個人のビジョンを持つことの効用」では「自己成長が促進される」45.8%が最多。以下「仕事に対するモチベーションが向上する」43.8%、「達成感や幸福感が得られる」37.4%、「時間を有効に使う意識が向上する」32.0%などが上位だった。

これを、「個人のビジョンのありなし」と「会社のビジョンとの繋がり」で見ると、パフォーマンスが「高い+やや高い」と回答した人の割合は、「個人のビジョンがない人」では19.0%にとどまるが、「個人のビジョンがあるが会社のビジョンとの繋がりを感じていない人」は44.7%、「個人のビジョンがあり会社のビジョンとの繋がりを感じている人」は82.6%まで顕著に増大した。会社側は1on1ミーティングなど適切な支援やアドバイスを行うことで、社員のパフォーマンス向上を期待できそうだ。

調査概要

  • 【調査対象】20代~60代の会社員
  • 【調査方法】インターネット調査(調査委託先:マクロミル)
  • 【調査時期】2024年8月20日~月22日
  • 【有効回答数】1030名
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