博報堂のシンクタンクで生活者の買物の実態や構造を多角的に調べる博報堂買物研究所は、買物の潮流を予測・提言する「買物フォーキャスト2025」を1月21日発表した。AI(人工知能)エージェントの活用で変化する購買行動モデル「DREAM」を提唱。AIエージェントの普及でもたらされるリアルタイムでパーソナライズされた新たな購買体験を体系化した。
AIエージェントは、生活者の仕事や生活のサポートのために設計されたAIシステム。AIエージェントを使ったリコメンドなど購買体験が変化する中、DREAMを提唱。AIエージェントと生活者が協働する購買体験は、①Dialogue(対話)②Recommended(推奨される)③Experience(体験)④Assurance(確信/承認)⑤Management(管理)--の5つのプロセスで理解できる。
DREAMのモデルは、好みや行動データからAIエージェントが潜在ニーズを予測・提案し、効率的で直感的に選択可能。今後の変化として、商品の探し方は「検索」から「対話」へ▽選択の仕方は「自分で決める」から「AIエージェントと決める」へ▽商品試用は「リアル」+「バーチャル」での体験へ▽ 顧客の声は「一部」から「みんな」へ--を挙げた。
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