SNSは本名or匿名？「本名派」は○割超！ SNSを本名でやる理由・やらない理由も明らかに【NEXER調べ】

SNSでの使い分けも当然に。本名を使うのは「実際に会った人とのやりとり」中心。

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「SEOの知恵袋」を運営するNEXERは、「ネットと個人情報」に関する調査結果を発表した。事前調査で「SNSをやっている」と回答した500人が回答している。

SNS利用者500人のリアルな声

まず「SNSを本名でやっているか」を聞くと、「すべてもしくは一部のSNSを本名でやっている」と回答したのは42.8%。「すべて本名」と回答した人に、SNSを本名でやっている理由を聞くと「仕事で必要だから」「特に隠す必要はないから」「偽名を使うのは、気分的に気持ち悪い」「発言に責任が持てるから」といった意見があがっている。

「一部のSNSでは本名を使っている」と回答した人に、本名と本名ではないものを使い分けている理由を聞くと、「友達と繋がるアカウントと自分の趣味用のアカウント」「LINEは仲の良い人としか交換しないため本名でやっている」「不特定多数と繋がるものは個人情報流出の危険があるため本名では登録していない」「本名でしか登録できないものがあるから」など、直接の知人とやりとりするSNSでは本名を使っているという人が目立った。

さらに「本名でやっているSNSはない」と回答した人に、SNSを本名でやらない理由を聞くと、「個人情報がバレるのが怖い」「名前をネットに公開したくない」「無駄にリスクを背負いたくない」「ネットで個人情報を出してはいけないと教えられた世代だからか、いまだ抵抗がある」など、情報流出や炎上を懸念している意見が多かった。

実際これらはSNS自体の特徴によって大きくわかれ、ビジネスや学校関係でのやりとりが多いLINEでは本名、X（旧Twitter）やInstagramなどのSNSではプライバシー保護のために匿名を選ぶ傾向があるようだ。

そこで「インターネット上で個人情報を公開することについてどう思うか」と聞くと、「抵抗がある」92.4%が圧倒的多数で、「いつ悪用されてもおかしくない」「インターネットは永遠に残る」「特定されるのが怖い」「やっぱ何かしらのリスクがあると思う」「かつての知人に活動を知られたくない」といった意見があがった。逆に「抵抗がない」とした人からは「自分の個人情報にそんなに価値がない」とした一方、「集客が目的なところもあるので、ある程度開示しないと信用してもらえない」など、ネットビジネスを行っている観点からの理由があがった。

一方、「SNSやネット上で、自分の投稿や発信したことが炎上してしまったことがあるか」を聞くと、「ある」とした人は2%でそれほど多くない。その内容についても「賛成・反対論争で相手方勢力からアタックを受けた」「自分の意見と真逆の意見が多く寄せられたことで炎上した」など議論の範囲にはとどまっている。ただしエスカレートした場合、個人情報を探られたり根拠のない誹謗中傷に発展したりすることもあるので、やはり本名使用には慎重であるべきだろう。