これは確かに使いやすい! コンサルティング会社が作ったアクセス解析ツール「チーター 6.0」をレビューしました
- 本レビューに際してのツール使用時間は15時間ほどです。一部の機能や設定を見逃している可能性があります。
- リアルアクセス解析サイト上における過去のツール紹介記事と同様「広告記事」ではありません(リアルアクセス解析では、アクセス解析サービスの広告記事は受けておりません)。
チーターの概要
チーターは、株式会社ペンシルが提供しているサーバーログファイル型のアクセス解析ツールです。ウェブサーバーで保存しているログファイルを取り込んでもらい、分析を行います。Google Analyticsのようなタグ型(ビーコン型)のアクセス解析ツールと比べると、「計測用のタグを貼る必要がない」「設定を変えて再集計できる」といったメリットがあります。
チーターの料金は、初期費用5万円+月額費用5万円~(100万PV/月未満の場合、詳しくは販売価格ページを参照)。
記事のタイトルにあるように、チーターはわかりやすさを大切にしているアクセス解析ツールです。そこで、数多くのツールをレビューしてきた筆者が、他のアクセス解析ツールと比較して「わかりやすい」と感じた部分を8+1個紹介しながら、チーターの機能を見ていきたいと思います。
まずは、その8+1個をサマリーで紹介いたします。
- ポイント1:利用者のレベルにあわせたメニュー構成
- ポイント2:サイト分析シート3.0
- ポイント3:レポートごとの詳細な説明+動画
- ポイント4:必要なものが1つにまとまったレポート
- ポイント5:便利な前年・前月比較
- ポイント6:全体像把握のための導線解析マップ
- ポイント7:一目で分かる改善前後チェック
- ポイント8:グルーピングされた誘導元&プロモーション分析機能
- +1:ログ型ならではの定期的な精度向上
- 「わかりやすい」へのこだわり
- 最後に
では、スクリーンショットとともに、各ポイントをチェックしてみましょう。
ポイント1
利用者のレベルにあわせたメニュー構成
名前の通りですが、初心者・中級者・上級者向けに、表示するメニューを選ぶことが可能です。全部で80以上のレポートを持つチーター。初めて使うときは、まず表示されるメニューが少なくてわかりやすい初心者モードで、重要なメニューをひと通りチェックするといった使い方ができます。
このような機能を持っているアクセス解析ツールを、私は初めてみました。「大量のメニューに溺れないように」との、わかりやすさを重視した配慮が行われています。
まずは初心者のレポートを見て、徐々にレベルをあげていくことを推奨します。
ポイント2 サイト分析シート3.0
サイトを分析するときに、どのレポートを見たらいいのかわからなくなることはありませんか? チーターでは、ペンシルのコンサルノウハウが集約された「サイト分析シート3.0」を、ツール内で確認できます。この分析シートは、
- マーケティング
- プロモーション
- トップページ
- コンテンツページ
- エントリーフォーム
- 確認画面
- サンキューページ
- データベース
- アフターフォロー
- 成約
といった一連のフローに対して、見るべき中身を一覧で紹介してくれているシートです。
①「マーケティング」から⑦「サンキューページ」の部分に関しては、その下の各説明文からリンクが用意されており、それをクリックするとチーター上で該当のレポートが見られるという優れものです。たとえば、エントリーフォームをしっかりと分析したい場合は⑤「エントリーフォーム」配下にある複数のレポートを確認すればいいといった寸法です。
「レポートからエントリーフォームのページを探す」のではなく、「エントリーフォーム向けのレポートを見る」という逆引き的な発想ですが、非常にわかりやすいです。このシートはサイト解析のノウハウがつまっているので、一枚印刷して常に手元にもっておいても良いかもしれません。
ポイント3 レポートごとの詳細な説明+動画
レポートを見ても、そこに出てくる数字の意味がわからなかったり、活用方法が思いつかなかったりということは、特にアクセス解析ツールを使い始めた頃にはよく発生します。レポートを見ても、どうすればいいのかわからなければ、データを活用することもできません。これは非常にもったいないです。
チーターでは、すべてのレポートに対して、解説が用意されていて、レポートからリンクで参照できます。そのレポートの目的、出てくる指標の意味、そして一部の解説には音声入りの動画まで提供されています。わかりにくさを解消する1つの機能として便利です。こういったヘルプ系のコンテンツに力を入れているところに、とても感心しました。
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