titleタグとh1タグが同じだとペナルティを受けるのか?
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titleタグとh1タグが同じだとペナルティを受けるのか?
ユーザーにとってわかりやすければまったく問題なし (WebmasterWorld)
titleタグとh1タグが同一だったら、キーワードの乱用あるいは過剰なSEOだとしてペナルティを受けてしまうだろうか?
こんな質問がWebmasterWorldフォーラムに投稿された。
この疑問は以前から何度か提起されているものだが、改めてパンダやペンギンの対象になってしまったりしないかと不安になったようだ。
フォーラムのエキスパートメンバーによる次のようなコメントがわかりやすいだろう。
人間のユーザーに対して役立つものであるなら、どうしてペナルティを受けたりするのか? そんなことがあるはずはない。
titleタグとh1タグが同一だからといって、それだけの理由で評価が下がることはないと、筆者も断言する。
titleタグとh1タグが(完全にではないにしても)ほぼ一致するのは、珍しくないことだ。Web担もそうだし、筆者のブログもh1タグと同じ文字列がtitleタグにも入っている(プラスして、サイト名やカテゴリ名も付いているが)。
そもそもtitleタグにかかれている内容は、ページを閲覧しているユーザーには見えにくくなることも多い(ブラウザにもよるが)。
titleタグに書かれていることをはっきり見ることができる場面で真っ先に思い付くのは、検索結果やソーシャルでの共有だろう(ソーシャルではOGPなどが使われていることも多いが)。
一方で、そのページを閲覧するときにはh1タグに書かれていることをはっきりと読むケースが多いはずだ。なぜなら、記事タイトルをh1タグで記載しているパターンが一般的だからだ。
titleタグとh1タグの位置付けは、次のような解釈でいいのではないだろうか。
- titleタグは検索結果やソーシャル向け
- h1タグはページ閲覧向け
ユーザーが見る場面は異なるが、どちらもページの内容を端的に表現し、かつ魅力的に思えるようにしたい。こう考えると、同じになっても何ら不思議はない。
ただし、titleタグにもh1タグにもキーワードを山ほど詰め込んだり執拗に繰り返したりしたら、それはキーワードの乱用だとして手動対策の対象になることに注意は必要だ。これは、titleタグとh1タグが同じであろうが異なっていようが関係ない。
- すべてのWeb担当者が知っておいて損なし
グーグル、「リンクスパマーが喜ぶようなことは絶対にしない」
リンクがどのように処理されているかは非公開 (Gary Illyes on Twitter)
Search Consoleの外部リンクレポートで、否認されたリンクや無効化されたリンクがわかるようにする予定はありますか?
ツイッターでこんな質問を受けたグーグルのゲイリー・イリェーシュ氏は、次のように答えた。
絶対にないね。それこそ、リンクスパムをやる奴らが本当に必要としている情報をすべて与えてしまうことになる。
@_RGraph @JohnMu absolutely not. that's basically giving link spammers everything they'll ever need
— Gary Illyes ᕕ( ᐛ )ᕗ (@methode) 2017年2月3日
Search Consoleのリンクレポートでは、否認が処理されたリンクもnofollowが付いたリンクも区別されていない。この仕様は今後も変わることはないようだ。
余計な情報をスパマーに提供するようなことをグーグルはしようとは考えないだろう。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
robots metaタグで「none」を使うときは要注意
noindexとnofollowの2つを意味する (Gary Illyes on Twitter)
robotsタグの利用に関して注意を喚起する、グーグルのゲイリー・イリェーシュ氏のツイートを紹介する。
親切な注意――robotsタグに「none」を指定すると「インデックスしない」指示になる。つまり、X-Robots-Tag: none は X-Robots-Tag: noindex と同じだ。
Friendly reminder that the "none" robots directive means do not index.
— Gary Illyes ᕕ( ᐛ )ᕗ (@methode) 2017年2月2日
"X-Robots-Tag: none" == "X-Robots-Tag: noindex"
イリェーシュ氏は、X-Robots-Tag
を例に出しているが robots meta
タグも同じだ。また実際には、none
は noindex
と同一ではなく、noindex
と nofollow
の2つを含む指示だ。
robots metaタグの場合
次の2つはどちらもインデックスしないようにする指示だ。
<meta name="robots" content="none" />
<meta name="robots" content="noindex,nofollow" />
X-Robots-Tag HTTP ヘッダーの場合
次の2つはどちらもインデックスしないようにする指示だ。
X-Robots-Tag: none
X-Robots-Tag: noindex,nofollow
none
の存在をそもそも知らないウェブ担当者が多いようにも筆者は思う。しかしイリェーシュ氏がリマンドしたということは、誤用が多いのかもしれない。
インデックスさせるページ(とリンクをたどらせる)ページには noindex
も none
も絶対に指定してはならない。
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- 技術がわかる人に伝えましょう
FirefoxでのHTTPS利用が初めて5割を突破!
ウェブのHTTPS化に取り残されないようにご注意 (Let's Encrypt Stats)
HTTPSの利用が伸びている。
たとえば、Chromeブラウザを使ったウェブ閲覧では、3分の2以上のページがHTTPSで読み込まれている。では、ほかのブラウザではどうだろうか?
HTTPSに必要なサーバー証明書を無料で提供するLet's Encrypt(レッツ・エンクリプト)の統計データによれば、Firefoxブラウザで閲覧しているページのなかで、HTTPSで読み込まれるページが初めて50%を超えたという。
ウェブの世界にHTTPSが着実に浸透していることを示す証拠がまた1つ増えた。あなたは取り残されていないだろうか?
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