スマホで使える金融関連サービス、「スマホ・モバイル決済」の利用が1年で倍増【LINEリサーチ調べ】

スマホ・モバイル決済で重視する点は「ポイント還元」「セキュリティ」「チャージが簡単」。

LINEは、「スマホ・モバイル決済サービス」について、認知、利用シーン、普及の状況について調査した結果を発表した。日本全国の20歳以上の男女44,679人から回答を得ている。

「スマホ・モバイル決済」の利用が1年で倍増、他サービスは1桁台の利用率に留まる

まず、モバイル決済・個人間送金・家計簿/資産管理アプリ・投資アプリなど、「スマホで使える金融関連サービス」の認知を調べたところ、「スマホ・モバイル決済」77%が最多で、前年から10ポイント増の上昇を見せた。「スマホ同士での個人間送金サービス」39%も11ポイント増と拡大している。

「スマホ・モバイル決済」の認知について、性年代別で見ると、いずれも伸びているが、とくに20~40代女性の認知が8割超となっている。

同様に「スマホで使える金融関連サービス」の利用状況について聞くと、やはり「スマホ・モバイル決済」41%が最多で、前年よりほぼ倍に。一方、他サービスの利用率は1割未満に留まった。認知は高まったが、金融系サービスの実利用においては「スマホ・モバイル決済」が2019年は突出していたようだ。性年代別で見ても、全年代でまんべんなく利用が伸びている。

重視する点は、若年層「ポイント還元」中年層「セキュリティ」シルバー層「チャージが簡単」

続いて、普段実際に「スマホ・モバイル決済」を利用している人たちに、「利用し始めたきっかけ」を聞くと、1位「キャンペーンをやっていたから」、2位「キャッシュレス・ポイント還元をやっていたから」が強い。男女では3位以下が分かれ、男性は「現金を持ち歩くのが嫌だった」、女性は「家族・友だち・知り合いなどのすすめ」が上位だった。

ふだんの支払い方法を「現金」「カード」「スマホ・モバイル決済」で比較すると、やはりスマホ・モバイル決済が増加。ただし、現時点では「スマホ・モバイル決済」は「現金」「カード」を下回っている。年代別で見ると、10代・20代は「現金」が最多だが、30代~60代は「カード」が最多だった。

また年代別で「スマホ・モバイル決済で重視する点」を聞くと、20代・30代は「特典やポイント還元率がいいこと」、40代・50代は「セキュリティがしっかりしていること」、60代は「入金・チャージが簡単なこと」と、年齢による特性がハッキリと見える結果となっている。

調査概要

  • 【調査対象】日本全国の20歳以上の男女
  • 【調査方法】LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査(市場のLINEユーザーのLINE利用頻度に合わせて、性年代別にウェイトバック集計)
  • 【調査期間】2019年12月21日~25日
  • 【有効回収数】44,679サンプル
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