新型コロナでネット通販の利用が拡大、日用品購入などでAmazonを活用か【スマートアイデア調べ】
スマートアイデアは、「家計に関する意識調査(第2弾)」の結果を発表した。調査期間は5月22日~28日で、同社の家計簿アプリ使用者1,389人から回答を得ている。
新型コロナウイルスの影響で、全体的に家計は出費増の傾向
まず「新型コロナウイルスの影響により、出費が増えている項目はありますか?」と聞くと、1,389人のうち903人が「ある」と回答。費目を見ると、全体では「食費」63.0%が圧倒的に多い。ただしコロナの影響を考えると、光熱費や医療品が増えるならともかく、「外出自粛で、自炊が増えて、食費が増えた」という論理はおかしく、家計の費目分類そのものを間違っている可能性は、考慮すべきだろう。
そこで「食費が増えた」と回答した569人に、「食費の中で具体的に何が増えたか」を聞くと、「自炊用の食品」73.6%が圧倒的多数だった。本来はそのぶん外食費が減少していると思われる。
一方、「日用品費が増えた」と回答した84人に、「日用品の中で具体的に何が増えたか」を聞くと、「衛生用品」67.9%が圧倒的多数。「掃除用品」9.5%がそれに続いた。断捨離関連、在宅ワーク関連の出費も増加傾向にある。
ネット通販の利用が拡大、日用品購入などでAmazonを活用か
続いてネット通販全般について探るため、「ウイルス感染拡大前と比べて、ネット通販の利用頻度は上がりましたか?」と全体に聞くと、「上がった」51.4%、「特に変わらない」46.6%、「下がった」2.0%となった。最も利用しているサイトは「Amazon」50.8%、「楽天市場」27.5%、「Yahoo!ショッピング」10.8%が上位。購入しているアイテムでは、やはり「日用品」29.3%が多数で、以下「食品」15.9%、「衣類」14.4%となった。
また「コロナウイルスの影響により収入(月収)は減りましたか?」と聞くと、「減った」と回答した人は34.1%で、第1回調査(3月)より倍増している。自営業の収入減拡大が目立つ。
なお、「緊急事態宣言の解除後に、何にお金を使いたいですか?」と聞くと、「旅行・観光」「外食」が上位になった。3位に「食費」が入るが、4位「特になし」や、「お金を使いたくない」「貯蓄」「コロナ対策をしたい」などの回答があるなど、まだまだ危機感を抱いている人も多いようだ。
調査概要
- 【調査対象】同社の家計簿アプリ「おカネレコ」「おカネレコプラス」ユーザーのうち、全国10代~70代の男女
- 【調査方法】Webアンケート
- 【調査期間】5月22日~28日
- 【有効回答数】1,389人
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