ヤフーが「Yahoo!ショッピング」と「PayPayモール」を統合して10月に新生リニューアル

名称は認知度の高い「Yahoo!ショッピング」に、「LINE」「PayPay」からの送客を一本化

ヤフーは、オンラインショッピングモールの「Yahoo!ショッピング」と「PayPayモール」を10月に統合する、と7月6日に発表した。新生「Yahoo!ショッピング」としてリニューアルする。整理された商品情報デザインと、探しやすい検索機能で利便性を高めたPayPayモールの強みと、4億点を超える国内最大級の商品数を掲載してユーザーの多いYahoo!ショッピングの強みをかけ合わせる。

 

日本における「Yahoo! JAPAN」ブランドの商標権を2021年9月に取得して柔軟なブランド展開ができようになり、統合後の名称は認知度の高いYahoo!ショッピングにした。シンプルで探しやすく、安全・安心で便利な買い物体験を提供するショッピングモールとして成長を目指す。厳選された「優良ストア」の基準を高め、ユーザーに分かりやすく表示・訴求し、注文の当日から翌々日までに商品を配送する「優良配送」も強化する。

PayPayモールは、ストア評価や商品レビューで支持が高い厳選ストアのみ出店するプレミアムなモールとして2019年10月に開始。ファッションや家電、コスメなどカテゴリごとに最適化したデザインや検索機能、情報の見やすさや探しやすさを追求してきたが、違いが分かりにくいと指摘されていた。Zホールディングス(ZHD)グループの各サービスからの送客が分散する課題もあり、統合してショッピング事業を成長させる。

10月からは、月間利用者数約8600万人のYahoo! JAPANと、9200万人の「LINE」、累計登録者数4700万人の「PayPay」などZHDグループの資産を活用して送客を一本化する。ユーザー還元する「PayPayポイント」などの付与キャンペーンは、シンプルで分かりやすい内容に変更する。出店の初期費用や毎月の固定費、売上ロイヤルティは無料。販売活動で実施する広告出稿費用やキャンペーン参加費用、販売促進支援策の手数料がかかる。

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